ぎゃるげずきの冒険日誌

転売目的(とくにＲＭＴ)での土地の買占めにより一般ユーザーが希望の土地を買えないことが問題になっています。
この件の提案もよく見かけますが、転売目的所有以外の善意の利用をも制限するものが殆どです。

・家を建ててない人の土地は没収しろ！→いつか家を建てるつもりで買った人も没収される
・ログインしていない人の土地は没収しろ！→カムバック組が復帰した時に家がなくなっている
・新規の土地は入札にしろ！→業者がＧに物言わせて買い占めるだけ
・新規の土地は抽選にしろ！→業者がキャラ数に物言わせて買い占めるだけ

転売目的所有が問題であるなら、転売を困難にすればいいのであって、購入や所有に制限をかける必要は全くないはずです。
そして、転売を困難にする方法は非常に簡単に実装できます。
現状で土地の転売は、譲渡元の人が土地を手放した直後に譲渡先の人が購入することで実現しています。
そうすることで、第三者が土地を横取りすることが困難だからです。
土地が手放される時期を知りえない以上、その譲渡元の人が土地を手放してから譲渡先の人が購入するまでのタイムラグの間に偶然に居合わせなければ、土地を横取りすることは困難です。
つまり、横取りされる確率が天文学的に低いことを利用して土地転売が成立しているわけです。

であるならば、その仕様を変えてしまえばいいだけです。
誰かが手放した直後の土地は買えないようにし、販売再開されるまでの期間を２４時間くらいまでのランダムかつ非公開にすれば転売は困難です。
さすがに、譲渡先の人も２４時間常時張り付いているわけにはいかないですよね。
仮に２４時間常時張り付いても、ライバルがいれば、争奪戦に勝てる保障はありません。
譲渡先の人が買える保障がないのでは土地転売が成立しません。

こんな簡単な提案を誰もしないと思っていたら、ついに提案がありました。

http://hiroba.dqx.jp/sc/forum/prethread/328331/
>土地を解放したら、次に購入出来るまでの時間をシステム側がランダムで設定するというのはいかがですか？
>もちろんプレイヤーには解放までの時間がわからないようにして。
>あとネットで晒されて張り付いて待たれてもいけないので解放までは看板に◯◯の土地と表示されるようにするとかもあったらいいですね。 

ただし、最後の１行は逆でしょう。
ライバル達が張り付いて待つ状況を作らないと、事実上、土地転売が成立しやすくなります。
だから、何らかの形で販売再開待ちの土地であることは公開する必要があります。

この方法の優れている点は、ほぼ、組織的な土地転売のみを標的にする点です。
組織的な土地転売が増える、すなわち、転売目的の買占めも増え、希望の土地が買えない状態になればなるほど、販売再開待ちの土地に群がる人も増えます。
その結果、土地転売は成立しにくくなります。
逆に、希望の土地が自由に買える状態なら、時間を掛けて販売再開を待つよりも、空いている土地を買ったほうが早いので、土地転売は成立しやすくなります。

土地転売で儲けている業者にとっては死活問題になるでしょうね。