結論から言えば、全体的に装備価格は大幅に下落するでしょう。
高価な装備で稼いでいる熟練職人さんの稼ぎは大幅に減るでしょうね。
説明の前に前提条件を確認しておきましょう。
>・「パルプンテでしかつけられない効果」や、「一部の錬金効果」は強化できません。
事前情報でも「一部の錬金効果」が何かが話題になっていましたが、リストを確認すると、戦闘関連では急所突きのみです。
あとは、イベント関連効果(愛情、誠意、銀河の加護)でした。
ということで、戦闘関連は急所突き以外全てが対象です。
まず、成功品と失敗品の価格差が小さくなることは容易に予測できます。
これまでは、効果よりもコストパフォーマンスを求める人が失敗品を買っていました。
V3.3以降では、効果を後付けできるので、これまで成功品を買っていた人の需要も取り込むことになります。
逆に、成功品の需要は大きく減ります。
結果、成功品と失敗品の価格差が小さくなるでしょう。
では、最大成功品とその他の価格差はどうでしょうか。
錬金効果強化では最大成功の一つ前までしか強化できません。
なので、最大成功品にはそれなりの需要があります。
とはいえ、大きな価格差は生じにくいでしょう。
というのも、★1つで攻撃力は1、呪文暴走率は0.1%、呪文発動速度は1%の差しかありません。
錬金効果は最大で★3つまたは6つ分までしか付けられません。
最大成功と一つ前の差が小さすぎるので、その差に大きなGを払う人がどれだけ居るかは疑問です。
耐性効果に関しては、最大成功の必要性は全くありません。
というのも、最大成功でも耐性100%には届かないからです。
耐性100%にするには、★2つ分の耐性効果を付けるか、アクセサリーと併用する必要があります。
いずれにしても、失敗では不足しますが、成功であれば100%に届きます。
結果として、同じ耐性効果を3つつけた錬金装備は駆逐されますが、大成功の需要も全くありません。
さて、成功品と失敗品の価格差が小さくなるとして、平均的に価格は上がるのか、下がるのか、そこが問題です。
これまでは成功確率を上げることが重要で、そのためには次のことが重要でした。
・職人レベルを上げる
・ツボやランプは高価なものを使う
しかし、失敗でも構わないとなれば、無理に職人レベルを上げる必要もなければ、高価なツボやランプも必要ありません。
ツボ職人とランプ職人の敷居は非常に低くなります。
自分(サブキャラ含む)でツボ職人やランプ職人をやる敷居も下がるので、そうすれば買う必要すらありません。
これまでは熟練職人の寡占市場だったものが、V3.3からは熟練職人、未熟職人、自作職人の3者の競争が激化します。
結果、錬金装備の価格は大幅に下がるでしょう。
錬金装備の価格が下がれば、当然、その材料となる未錬金装備の価格も下がります。
製品価格が下がれば、それは、原料価格の低下圧力になります。
それは熟練職人でも未熟職人でも同じです。
自作する人にとっても、安く済ませるために自作するのだから、高価な未錬金装備を買うのでは本末転倒です。
結果として、全体的に装備価格は大幅に下落するでしょう。
それは素材価格の低下を招き、金策全ての稼ぎを低下させることになります。
しかし、戦闘やクエストで得られるゴールドや店売り価格は変化しません。
結果として、とくに金策等をしていない人にとっては装備を買い易くなります。
言い換えると、装備等を買うために金策する必要性が低下することになります。
これはドラクエⅩを遊びやすくする改革と言えるでしょう。
どの程度、装備価格が下落するかは錬金効果強化に必要なアイテムの入手しやすさによります。
それは、バザー相場を見ながら、今後、調整されていくのかと予測します。
尚、以上は長期的な予測であり、短期的には高騰する可能性も否定できません。
それについては別の日誌に書きました。
【日誌】V3.3直後の市場影響予測
http://hiroba.dqx.jp/sc/diary/193798030194/view/4106420/