今更ながら妖精図書館を総括すると、移動行程も戦闘も全て思考なき試行です。
思考パズルは楽しいけれど思考なき試行は苦痛な作業でしかありません。
しかも、ボス戦は時間に急かされながらであるため、苦痛が倍増します。
移動行程は、消去法を適用して、残ったパターンを試行するだけで答えが出ます。
酷い場合になると、消去法を適用するだけで答えが出ます。
いずれにせよ、思考する余地はほぼありません。
しかし、まだ、落ち着いてやれるだけマシです。
戦闘は、その戦闘だけに適用される秘密の特殊ルールがあり、その特殊ルールをほぼ完全に解明しなければ勝つことができません。
その特殊ルールの解析はほぼ試行のみが頼りであり、思考する余地は全くありません。
しかも、その特殊ルールを解明すると、考えずとも勝ち方がすぐ判明します。
ようするに、これも思考なき試行です。
それでも、雑魚戦は、敵の攻撃が弱いため、余裕を持って対処できます。
しかし、ボス戦は、敵の攻撃が強く、うかうかしていると全滅しかねないので、時間に急かされながらの試行となります。
時間に急かされながらの作業ほどつまらないものはありません。
これはゲームにあるまじきことです。
どうせ特殊ルールを採用するなら、その特殊ルールを事前に明かし、かつ、その特殊ルールを知ってるだけでは勝てないようにすれば良かったのではないでしょうか。
特殊ルールを前提としつつも戦術を考えなければ勝てないようにすれば、思考パズルになって楽しめる余地ができたはずです。
時間に急かされながらの思考なき試行では、目指すべき方向が見当違いだとしか言いようがありません。
比べると、紅玉館クエストには思考がありました。
ヒントがクドく、かつ、総当たりすれば試行だけで答えが出せる作りでしたが、それでも思考を楽しむ余地が少しはありました。
今後は、紅玉館クエストのような思考の余地のあるクエストを配信してもらいたいものです。