開発・運営だより第47号を読む限りでは、これ以上ドラクエⅩの盛り上がりは期待できそうにありません。
>ドラゴンクエストらしさ」というのは、人によって捉え方が違うと思うのですが、最終的にはドラゴンクエストの生みの親である堀井雄二さんの意見=ドラゴンクエストらしさだと考えています。
ユーザーの考えより「ドラゴンクエストの生みの親」を重視するのは客商売としては如何なものでしょうか。
そもそも、特定の個人の考えを絶対視するのは危険な考えでしょう。
>こちらのグラフは、ある一ヶ月間でドラゴンクエストXにお支払いいただいた金額別の人数分布です。
何故、2000円以上は全て一つにまとめているのでしょうか。
詳細な内訳を発表できない理由でもあるのでしょうか。
>月に300円までという方もいれば、月に1万円払っても良いと思っている方もいらっしゃると思います。
>ですので、今後は払いたいと思っていただいた分だけ払っていただき、その対価に見合う満足を提供していく方針としたいと考えています。
「月に1万円払っても良いと思っている方」とやらはどのようにして調べたのでしょうか。
現に「月に1万円払って」いる人は「月に1万円払っても良いと思っている方」ではありません。
最初からお金が掛かることが分かっていればプレイしない人も、ゲームをかなり進めてからお金が掛かることが分かった場合、辞める選択ができるとは限りません。
ようするに、途中まで進めたゲームを人質に取られているので仕方なく、「払いたいと思っていただいた分」を超えた金額を嫌々払っているのかも知れません。
その状況を改善する施策が何も示されていません。
>「Pay to Win」とはお金を払った人が強くなる仕組みで、例えば「最強の武器」が有料ガチャのみで獲得でき、通常のゲームプレイだけでは獲得できないような仕組みを表した言葉です。
>このような仕組みは、将来含めてやるつもりはありません。
>これまでと変わらず、追加課金無しで時間をかければ最強にできるようにします。
その「時間をかければ」の時間の程度を考えるべきです。
たとえば、最新のストーリーでは耐性が100%ないと全く太刀打ちできないボスが多いです。
錬金石を併用してまともな耐性のある装備を買おうとすると1セットで1千万Gくらいはかかります。
5キャラに5セット揃えようとすると約2億5千万Gも必要になります。
強いフレンドが沢山いるなら、そんなにGは必要ありません。
しかし、弱いフレンドしかいない人やボッチプレイヤーは、自分でサブキャラを育てて、大量のGで装備を揃えるしかありません。
しかし、弱いフレンドしかいない人やボッチプレイヤーにとって、約2億5千万Gはとてつもない額です。
例えば、強ボスでオーブを集めるとします。
ランキングを見ると、速い人は、呪術師マリーン強を10秒台で倒しています。
魔女グレイツェル強も20秒以内で倒しています。
しかし、弱いフレンドしかいない人やボッチプレイヤーは、そんな時間では倒せません。
呪術師マリーン強でも分単位の時間がかかるでしょう。
魔女グレイツェル強には全く歯が立たないかもしれません。
それでは、1日あたり数時間かけて10万Gも稼げません。
毎日数時間プレイしても1年で4000万Gにも届きません。
暇を持て余していない人にとっては、その金額すら夢のまた夢です。
そして、それでもシナリオのクリアに必要な強さに過ぎず、「最強」には到達できません。
それさえも、金策のコツを知らない人にとっては実現不可能な時間が必要です。
金策のコツを知っていても、余暇の大部分をドラクエ漬けにしなければなりません。
つまり、「時間をかければ最強にできる」は誰にでも実現可能な話ではありません。
一方で、超おたから金策だと250ジェムで20万G稼げます。
だから、19万円弱支払えば、比較的少ないプレイ時間で2億5千万G稼げます。
つまり、大金を払えば2億5千万Gは誰でも稼げます。
つまり、「追加課金無しで時間をかければ最強にでき」ない人にとっては「お金を払った人が強くなる仕組み」「通常のゲームプレイだけでは獲得できないような仕組み」が既に発生しています。
こうした事態を避けたいなら、少なくとも、シナリオをクリアに必要な強さには、金策のコツを知らない人でも余暇の大部分をドラクエに費やすことなく、到達できるようにすべきではないでしょうか。