処罰しないのはおかしいとギャーギャー騒いでいる人がいますが、アカ規約や前例や常識に照らして、キャラデリ金策を処罰する正当な理由が成立しません。
アカ規約第26条(22)で禁止されている行為は「当社が設計した通りに動かないプログラム(バグ等)を故意に利用し、自己の利益を得る行為又は他者に不利益を与える行為」です。
「一部の機種で特殊な方法を用いて新規アカウント取得を多数繰り返す形」を利用したキャラデリ金策は、「当社」にとって「正直に申し上げて想定外」の結果を生んだものの、「当社が設計した通りに動」いている機能を利用したものであるから、アカ規約第26条(22)には抵触しません。
「一部の機種で特殊な方法を用いて新規アカウント取得を多数繰り返す形」を利用しない場合は、「当社」が想定した結果であることが公式に発表されています。
前例として、カジノレイドの逆天井問題があります。
「わざと負け続けて『カジノレイド』を発生させる」ことは、想定外であったことが明言されているものの、「開発・運営が意図しない挙動(不具合)を不正に利用していたものではなく、回線切断や外部ツールを使用するなどの不正行為をしていたわけでもない」として、処罰対象にならないことが明言されました。
一方で、「無限レイド」「永久レイド」は、「通常時とはあきらかに異なる挙動となりますため、意図せずにこの現象が発生した場合でありましても、『異常である』と認識できるものと考えられます」との理由で「不具合の不正利用」と認定され、「故意にこの現象を利用していたと確認できた場合」は処罰対象だと明言されました。
これまでも、「当社が設計した通りに動かないプログラム(バグ等)」を利用しない限り、「当社」にとって「正直に申し上げて想定外」の結果となろうとも、処罰対象にはなっていません。
ユーザーが不正だと騒がなかったものも含めれば、公式が想定しない結果を生んだことを理由とした仕様改編は、過去に開発・運営だより等で何度も公表されてきました。
が、その機能を利用したことに対して処罰されたという話は聞きません。
たとえば、ミラクルブースト+もろば斬りは、「当初の想定とはことなる状態」として仕様改編されましたが、その機能を利用したことに対して処罰された人はいません。
「当社が設計した通りに動かないプログラム(バグ等)」の利用を制限することはわかります。
しかし、正常な機能に基づいて「通常のプレイ範囲内での試行回数からの推測、分析」等により創意工夫する行為を禁止することは、各自が自由にプレイすることを禁止することです。
百歩譲って、それを禁止行為にするとしても、事前に示されていない後付けのルールで処罰するなど以ての外(食用菊の名前でないw)です。
後付けルールが如何に理不尽か詳細な説明が必要な方は、ネットで罪刑法定主義で検索してください。
尚、前回の日誌では、「一部の機種で特殊な方法を用いて新規アカウント取得を多数繰り返す形」への対策が可能であれば、キャラデリ金策には制限がかからないだろうと書きました。
それは、当然、現状で公表された方針が変更されない仮定での推論です。
ギャーギャー騒ぐ人が多ければ(多いように見えれば)、その方針が覆る可能性も否定はできません。