システムが生み出すゴールドは増えています。
・スペシャル福引、小さな黄金の秘宝?のゴルスラコイン
・おたらかのたね導入→ウルベア銀貨、金貨(売却目的アイテム)、ゴルスラコイン
・超おたらかのたね導入→黄金の花びら(売却目的アイテム)
・課金水、お花の妖精の導入→さらに売却目的アイテム増加
・日討伐の経験値・ゴールドの双方報酬化(経験値目当てでもゴールドがもらえる)
・試練の門(そこそこゴールドが出る)
一方で、ドルセリンの消費量は圧倒的に減っています。
・バシッ娘の導入&制限緩和(3分以上の距離ならドルボードより安上がり)
(列車併用の場合は1分半以上の距離ならドルボードより安上がり)
・馬車の導入&値下げ(6分→1分半以上の距離ならドルボードより安上がり)
・日討伐や週討伐の強ボス(ドルセリン使用なし)
・ドルボードの速度向上&ターボブースト導入(実質的に燃費向上)
・あいのりの導入(二人乗り以上を所持する人と組むとドルセリンを消費しない)
・ルーラストーンの追加
・メガルーラストーンの導入&拡張
・エテーネルキューブ(行先の登録数に制限がない)
・アビスジュエル(行先の登録数に制限がない)
そのほか、システムがゴールドを吸収しなくなったものがあります。
・試練の門&強ボス戦後の全回復導入(宿屋代なし)
・鉄の金庫(デスペナルティなし)
定期的に開催されるものでは、スライムレースなどは大量のゴールドを生み出しています。
一方で、システムがゴールドを吸収する仕組みとしては次のようなものがあります。
・ハッピーくじ
・レンダーヒルズ
・マイタウン
マイタウンは数が公表されていないので、システムが生み出すゴールドとの数量比較は困難です。
そこで今回は視点を変えてみます。
仮定1:システムが生み出したゴールド量が物価に大きく影響を与える
仮定2:ハッピーくじやレンダーヒルズやマイタウンは十分にゴールドを吸収できている
以下、仮定1が正しくないことを背理法で証明します。
まず、2つの仮定がいずれも正しいと仮定すると、ドラクエ世界の物価は激しく不安定となります。
というのも、ハッピーくじもレンダーヒルズもマイタウンも短期間に一気にゴールドを吸収するからです。
ハッピーくじは販売期間が限られています。
レンダーヒルズもすぐに売り切れました。
マイタウンは数が公表されていませんが、レンダーヒルズの例から見て、買いたいと思う人はとっとと買っているでしょう。
これらのことから、2つの仮定がいずれも正しいと仮定すると、ドラクエの物価は常時かなりのハイペースで上昇し、かつ、ハッピーくじやレンダーヒルズやマイタウンの発売時期になると暴落することを繰り返すはずです。
このような乱高下を防いで物価を安定させたいないなら、価格が安くて常時利用する品目の消費量をこまめに調整する必要があります。
以上の通り、原理的に、ハッピーくじやレンダーヒルズやマイタウンのような短期の施策は、物価の安定には全く役に立ちません。
そして、実際、ハッピーくじやレンダーヒルズやマイタウンの発売時期に物価が大暴落するような事態は発生していません。
一部品目に限れば偶然にもそれに近い値動きをしているものがあるかもしれませんが、物価全体ではそのような傾向は見られません。
2つの仮定がいずれも正しいと仮定すると、このような実際の物価の動きを説明できません。
であれば、いずれかの仮定が間違っているはずです。
仮定1が間違っているなら、そのまま仮定1が間違っている結論が出ます。
仮に、仮定2が間違っていると仮定しましょう。
仮定1が正しく、かつ、仮定2が間違っているなら、システムが生み出したゴールド量が際限なく増え続けているので、ハイパーインフレになるはずです。
しかし、実際にはハイパーインフレになっていません。
よって、仮定2が間違っているなら、自動的に仮定1も間違っていることになります。
以上により、仮定1と仮定2のいずれが間違っていたとしても、仮定1が間違っているという結論が導かれます。
そうなる主原因は、おそらく、システムが生み出したゴールドの総量が市場に流通するゴールドの総量と乖離しているからでしょう。
それは、現実とゲーム世界の違い、および、運営により経済が支配されていることとから発生しているのだろうと予想できます。
機会があれば、その詳細を説明しようと思います。