男性と女性で対照的な行動を取るという例がいくつかある。
そのうちの一つがタイトル。
は?と思うかもしれないが、読んでもらえればなるほどとなる人も多かろうはず。
ぼくは男性であるからして男性側の歩き方から述べていくが、
たぶん多くの男性諸君はRPGをプレイしていて、初見のダンジョンを捜索する際、
「この道が正解なんだろうなぁ」と思っていてもそれを避け、
隅々まで探索して宝箱を探し終わってから先に進むのではないだろうか。
ことドラクエ10に関しても、特にレイダメテス神殿で似た行動を取った方も多いはず。
冷静に振り返ると、大変に非効率的で面倒くさいことをしているのは間違いない。
なんでささっと進めないのか、という意見が女性からあるかもしれないが、
こういうのは「探している」事にロマンなり充足感を感じているのであって、
恐らくゲームを楽に進めることとはまた違うところに目的がある。
宝箱を開けてよう分からん単語が出てきても、それが何であるかを判別し、
装備なり戦闘で使ってみるなりする一連の流れ、トレジャーそのものを大事にしているのだ。
休題、スーパーマーケット等に買い物に出かけたときはこうだ。
あらかじめ何を買うかをハッキリさせておき、ほぼそれしか買わない。
レジ前のガムだのタバコだのをちょろっと買うぐらいで、寄り道をしない。
前述のダンジョンと比べるとあまりにも淡白な行動を取るのではないだろうか。
折角特売でいつも飲むコーラだのアクエリアスだのが並んでいるのを見ても、
「いやまだ1本まるまる残ってるし、いいか…」となる。
買い物に対してあまり感動が無い、退屈な印象を持っている人も多いのでは。
もうお分かりですね?これが女性だとどうなるか。
まずダンジョンは目ぼしいものがあると知らないのでサクサク進んでいく。
宝箱なんてどこにあるかもわからないしいいものが入ってるとも限らない、
雑魚戦闘も面倒だとあればとっとと先に進んでボスを倒して話を進める。
もし必要なら後でまた来ればいい話…こんな感じ。
ぼくの母親もとあるRPGをプレイしていたが、周回ごとに必ず重要アイテムの宝箱を忘れていた。
ゲームをサクサク進めたいと言うよりは「早くお話の続きが見たい」という感じだろうか。
さてこれがお買い物だとどうなりましょうか。
お買い物メモを持ってきているにも関わらず一周くまなく回る。
割安になっているからとついつい野菜やお刺身、お菓子、ジュースに手を伸ばし、
お会計で金額を見てびっくり、あれなんでこんなに買っちゃったんだろう…となる。
なんで伝説の剣が入っているかもしれない宝箱は探さないのにこっちはくまなく探すんだろうか。
推測するに、これは宝箱の中身が何であってもそれは架空の世界の話であって実感がなく、
それよりは目に見えて生活の一部である食品や生活雑貨などのほうに目が行く、
要は「リアル重視」なところがあるのではないだろうか。ホラ、男性は妄想族ってよく言うし。
断っておきますがこれは男性も女性も全部こんな感じだとステレオタイプにしたいわけではなく、
あくまでぼく個人の主観であって、それが世間一般の意見であるなどと主張するわけではございません。
ただ、「そういえばこうかもしれない」ぐらいで話のタネにしていただければ幸いでございます。