導かれし者たち
ここで初めて勇者の物語が始まります、Ⅳの勇者は前3作と違って少し独特な雰囲気をかもし出していました。(ロトシリーズの勇者は青かったけどⅣは緑w)
勇者の性別で見た目の差が出てきたのもこの頃から(Ⅲでも性別は選べましたが見た目ほぼ変わりませんでした、もちろんリメイク版はちゃんとついてます)
舞台は名もなき隠れ里から始まります、17歳まで何事もなく平穏な日々を送っておりました。
お父さんにお弁当を届けるようお使いを頼まれます、ついでにぶらぶらと村を探索していると幼馴染のエルフの女の子にからかわれたりと至って平和な村です。師匠と思われる人物にあった時に、今日はお前にライデインを教えてやろう と言われ、おお!なんて思ったものです。でも腹が空いているようだから先に食べて来いと言われ、じゃあ腹が空いてなければ教えてくれるのかな?と思い、お父さんのお弁当をそのまま食べてしまったこともありました。(結局ダメでしたがw)
狭い村なので散策することもなくなりお父さんにお弁当を届けることに(空箱ですが)
何!お前が弁当を食べてしまったのか!トホホ・・・
弁当食べたことを正直に告白するとお父さんはガックリとうなだれていた。
ここからしばらくは男同士の会話になります。
村で唯一ある宿屋にFC版では道に迷った詩人がいるんですよね、この詩人リメイク版では旅人に化けたデスピサロになっておりますね。
お父さんに一応お弁当を届けて(空箱)自身も朝ごはん食べに家に帰ります(腹いっぱいです)席についてすぐ外が騒がしくなります。
魔物の襲来です。
とにかく安全なところへ!
わけもわからぬまま村の奥の地下室に連れてこられます、途中父親に 実はお前は私達の本当の子供ではない と突然告白されます。(いやこんな状況でいわれても)
地下室まで連れてこられたら師匠に お前は実は勇者だ! とまた告白される、もう何がなんだかわかりません。
今はまだ弱いから逃げ延びて力を蓄えろと言い残し、勇者を地下室に残して出ていきます。
入れ替わりにあの幼馴染のエルフ シンシア が入ってきました。
「大丈夫、あなたを魔物なんかに殺させやしないわ!」
彼女は呪文を唱えると自分そっくりに変身したではないか。
「いい、絶対に出てはダメよ!何があっても隠れていてね!」
そういって彼女は扉を固く閉ざしてしまう。
外ではすさまじい爆発音や破裂音、かすかに悲鳴も聞こえる気がする
父さん・・・母さん・・・シンシア・・・・
やがて外は静かになり魔物と思われる声が聞こえる
「デスピサロ様、勇者を討ち取りました」
「でかしたぞ、引き上げだ!」
デスピサロ・・・そいつがこの村を襲撃した黒幕か!
辺りが静かになったのを見計らって地下から出てみると村は無残にも壊滅していた。
村の中央の花畑だったところまで歩み寄る、ここはよくシンシアが寝そべっていたお気に入りの場所だ。
今はもう見る影もなくなってしまったその場所で奇跡的に綺麗なままのはね帽子を見つけた。
あなたを絶対死なせやしないから・・・・
やわらかに微笑んでいた彼女の、それが彼の見た最後の光景だった。
ここから勇者の旅は始まります、今にして思えばかなり壮絶な始まり方ですよね。村を出てすぐの所にきこりの家があります。口は悪いけどやさしいおじさんがいますねw
てめぇみてえなガキは一晩泊まっていきやがれ
そんなこと言われるとケツがかゆくならぁ
懐かしいフレーズです。
なんだかんだいってもいろいろ世話を焼いてくれたおじさん、お城の場所まで教えてくれます。
おじさんと犬に別れを告げて広い世界へと旅立って行きます。
おじさんの家の庭の隅にあった簡素なお墓が少し気になりました。
これから広大でせつない旅が始まります。
(続く)