うなのアストルティア日記18話(あの日あの時あの場所で)
いつもと変わらずPT希望を出してレベル上げしかしていなかったあの頃、私は正直この繰り返しに飽きていました。正直オフラインとやっていることは変わらない・・・。今日も変わらずPT希望を出して勧誘に同調することもなくただそこに立っていました。そんな折、あなたは私に声をかけてくれましたね。「レベル上げに疲れていませんか?」私は正直に「うん、少しね・・・w」と答えました。あなたは私に「ちょっとついてきて!」と言いました。つれてこられたのはグレンの大階段です。私は「ここで何をするの?」とあなたに聞きました。「ここでグリコをして遊ぶのさ」グリコ?あのジャンケンの?そんなやり取りをどこかで見ていた裸のプクリポが「オイラもやる!」と参加してきました。
私達は簡単なルールを決めグリコを始めましたね。
「ジャーンケーン、ポン!」
「チ・ヨ・コ・レ・イ・ト」
「グーリーコ!」
どんどん階段を三人でかけ上がって行きましたね。
「あは!負けちゃったw」
「わーい!勝ったどーw」
そしてあなたは最後にこう私に言いましたね、「こういう一見無駄とも思えることも時には大事なんだよ。」と、
私は衝撃を受けました、そうかこんな遊び方もあるのだと、レベル上げでもクエでも金策でもない何か別の遊び方を模索することができるなんて。
その時からこの考え方を何かに使うことができないかと思い始めました。
あの時あなたがたくさんの人達が行きかうあの場所でどうして私に声をかけたのかは今となってはわかりません。でもあなたとの出会いはその後、私のチームイベント運営を実行するきっかけを与えてくれました。
時折あなたに似たプクリポを見るたびにあなたを思い出します。
あなたは今でもこのアストルティアで元気にお過ごしでしょうか?
私は元気です。(続く)