主人公と奇妙で愉快な仲間達、そんな感じで旅は続いていきます。
今思えば仲間がモンスター主体っていうのがⅤ独特ですよね、後のモンスターズの原型だったのかもいれません。このあと結婚して人間の仲間も増えますが、完全にファミリーですからね今回は。
最初の大きな町に着くとなにやら険悪な場面に出くわします、田舎から出てきた若者が山賊に大切なお金を巻き上げられそうになっていました。
主人公はこいつらを撃退します(山賊っていうかほぼ魔物w)
主人公の腕っ節を見込んだ若者は村で畑を荒らす化け物を退治してほしいと依頼してきます。前金を渡されその問題の村へと向かいます。
村に着くとどんなに真昼間でも強制的に夜になります、そして畑を荒らして逃げていく影を目撃することになります。
村長宅に入るとなにやらもめているようです。
そんな見ず知らずのよそ者に金を渡すなんて・・・
きっと持ち逃げしているに決まっている・・・
こちらに気づいた例の若者が来てくれたことに安堵し化け物が出るという洞窟の場所を教えてくれました。
その洞窟の奥に進むと一匹のキラーパンサーが、戦闘になるもなかなか倒せません、そのうち戦闘は強制終了になります。
後日、友達にどうすればいいか聞いた記憶があります。
「ビアンカのリボンを使えば一発だよ!」
なるほど、言われた通りにやったら一発で仲間にできました、10年前に離れ離れになったプックルだったようです。
とりあえずもう化け物の心配はないと伝えるために村へ、しかし待っていたのは村人達からの冷たい仕打ちです。
おまえ、魔物とグルだったんだなっ!
おまえを信じたオラがバカだったっ!
また魔物をけしかけられたらたまらないからと後金を押し付けられて出て行けと言われます。
主人公が魔物の心を開き無害化させることが出来ると説得してもそれが逆に村人に恐怖を与えることになるのかもしれません。
あんな凶悪なモンスターを従える恐ろしい奴
村人にはそんな風に映ったのでしょう。
時に人は人知を超えた力に憧れと羨望すると同時に畏怖し恐怖も覚えます。
主人公はこの稀有な能力によって初めて差別を受けるのです。
しかしそんな中でも唯一救われる言葉もあります、
「すごい!お兄ちゃんってモンスター使いだったんだねっ!!」
この言葉を発した少年は明らかに羨望側ですね。
今は理解されなくてもいつかきっと・・・
主人公の旅に新たな目的が加わった出来事だったかもしれません。
魔物だっていい奴はいるさっ!
(続く)