妻が体調を悪くして旅の途中で倒れるというシーンがあります、山の中継地点に着いたとたん列から離れるので話かけると倒れます。無視して進もうとすると村の人から お連れの人顔色が悪いですよ と注意され先へは進めません(興味本位でやっただけでほんとに無視したわけじゃないよ!)
本人曰くちょっと疲れが出だけだとっていますがこのときにはすでに妻は妊娠していました。見た目でわからないくらいだから五ヶ月弱といったところでしょう、なにせこのあと双子を産むことになるんだから後半めちゃくちゃお腹大きくなるでしょうしね。そんな身重の体で山越えするなんてと後に叱られますがよくよく考えたらそうでしょう、リアルで考えたら妊婦が富士山登るようなもんかもしれませんからねぇ。それによって主人公が一時的にでも旅を中断するのがイヤだったのでだまってたんでしょうね。
ここでは妻が体調を崩して倒れるということくらいしかありませんが実際妊娠するとどのような変化が起こるか?せっかくなんでちょっとつまんでみましょうか。
基本、妊娠してからの方が体調絶好調!なんて人はほぼいないと思います。
よくてもつわりらしいつわりはなかったなぁ、くらいです。
ほとんどの人はまず「つわり」に苦しみます、一般的に一番多いのは吐きつわりでしょう。妊娠すると嗅覚が鋭くなるため匂いに敏感になります。
よって食べ物やある特定の匂いを嗅いだだけで気分が悪くなり吐き気を催します、つわりっていうのは安定期にはいると大半は落ち着く人も多いのですが中には産まれる直前まで吐いてる人もいます(うちの母親がまさにそれ)
ボクも第一子の時に海鮮系がダメになっちゃって(寿司も焼き魚も大好きなんですよ!)スーパーの海鮮コーナーに通ることすらできなくなりましたね、とにかく生臭くって仕方なかったんですよ。食卓から魚が消えた日々が一時期ありましたね。
つわりって他にも色々ありまして寝つわりとか食べつわりとかありますね、寝つわりはとにかく眠くてしょうがない、常に頭にモヤがかかっててスッキリしませんどんなに寝ても眠いのです。しょっちゅう倦怠感に襲われます。
食べつわにはお腹が空くと気分が悪くなる症状、お腹が空くと吐き気を催す不思議な現象。じゃあ食べてれば楽なんじゃない?なんて思ってるアナタ、理屈としてはそうなんですけど食べつわりは精神的につらいのです。
吐きつわりはちょっとしたことですぐ気分が悪くなりトイレに駆け込みます、肉体的につらいですね。
食べつわりは食べれば落ち着きますが当然どんどん体重が増えます、適正体重というものがあって当然ある程度は増えなきゃならんのですが簡単にオーバーしてしまいます。これ以上体重増やしちゃいけない>でもつらい食べちゃう>ああ、また食べてしまった 罪悪感 かなり精神的にきますね・・・。吐きつわりに吐くの我慢しろ! 無理っ!! ていうくらい食べつわりも食べるの我慢しろ! 無理っ!! て言うのと同じくらいのレベルだと思います。このへんうまく乗り越えないとマタニティブルーになってしまうので周りのケアがいかに大事かというのがわかりますね。
つわりは病気じゃないけれど、でもつらいのは病気もつわりも変わらんと思いますよ。つらそうな人がいたらいたわってあげたいですね。
そんなつわりもあったであろうにも関わらず、魔物と戦いながらグランバニアまでずっと我慢し続けたそれぞれの妻達には感服する次第ではあります。
(でもやっぱり妊婦がそれをやってたかと思うと万が一を考えるとちょっとゾッとしますが・・・)
(続く)