ストーリーも後半しさしかかってくるとついに主人公のもう一人の自分に会うことができます。
出会う場所はやっぱり現実世界のライフコッド、同じ村同じ村人達なのに夢の世界とは扱いが雲泥の差です。
夢の世界では自分は村の出身でかわいい妹と二人慎ましやかに暮らしランドや村人達とわきあいあいと過ごしていましたが、現実世界では一変、記憶を失くしたよそ者という立場でターニアに世話になっている状態でした。
中でもランドの扱いは冷たく、ターニアの迷惑になるから早く出ていけとせっつきます。
夢の中ではあんなに仲良しだったのに・・・夢と現実のギャップに少なからずショックを受けたことを覚えております。きっと親友だったやつがある日突然いじめる側になったときこんな気分になるんだろうなという印象でした。でも夢でも現実でもターニアは相変わらずやさしいままだったのは救われました。
現実でもおにいちゃんと呼び、本当の兄のように慕うターニア。
妹を亡くした少年と家族のほしかった少女の奇妙な関係がそこにはありました。
レイドックの王子が生きていることを魔物に知られ村は襲撃を受けます、ヘタレの言動が多かったもう一人の自分は弱いのかと思いきや結構対等に戦っていました(腐っても自分w)
ボスを倒すには自分達は一つになるしかないとわかってはいますがヘタレwの方がしばらくしぶります、しかし最終的にはターニアを守るために元の自分に戻りこの窮地を脱しました。
もし自分を客観的に見ることができたなら
思春期の頃にⅥをやったボクは自身の夢と実際の現実とのギャップを見つめなおすいいきっかけになった作品といえました。
(続く)