機械に侵略された国、DQにはめずらしくちょっと近未来的な要素がありますがやっぱりDQ世界なので機械がありつつもレトロな感じはあります。
内容としてはDQ版ター○ネーターな感じ(過去と未来の行き来、敵兵を捕らえて改造する等)
主人公たちが訪れた場所はからくり兵達によって襲撃を受けボロボロになった町でした、住民たちや援護に来た城の兵士たちは応戦しますが倒しても倒しても奴らは沸いてきます。とにかく元を断たねばならないと言う結論に達しある科学者に応援を要請することになりました。
城から離れた所に住む科学者 ゼペット 彼はいわゆる人間嫌いです。
極力人との接触を避けるためにこんな人里離れたところに住んでおります。
人間の命運など知ったこっちゃない彼ではありますが、からくりには興味があるので同行することになります。
城で一体の壊れかけたからくり兵をみつけます、当然町の人はこいつを壊そうとしますがゼペットはこいつは使えるかもしれないと言って引き取って直すことにしました。このからくり兵はエリーと名づけられ、大活躍することになります。
からくり兵の事件が一段落した後、ゼペットはエリーと共に人里離れた住まいに引っ込んでしまいます。
エリーさえいればいい
ゼペットはずっと怒っていました、それは恋人のエリーが自分を置いて事故で死んでしまったからです。人の命のはかなさを彼は認めることができませんでした。彼はずっと永遠の機械仕掛けの人間を求めて研究していました。
永遠に自分のそばにいてくれる存在。
からくりエリーに出会ってから彼は満たされることになったのです。
そして現代に尋ねてみると・・・。
エリーは彼の亡骸をずっと看病していました、エリーには人の死というものを理解できません。すでに白骨化したゼペットのために毎日スープを作り続ける日々です、そのうちエリーも彼の亡骸のそばでゆっくりと機能を停止しました。結局ゼペットも恋人エリーと同じようにからくりエリーに愛する者を先立たせる辛さをさせたことになるのでしょう。
からくりエリーにそこまでの感情がそなわってるかはわかりませんが人とはかくも愚かな生き物です。
(続く)