この物語のキーワードは世界樹の実(または女神の果実)その実を一口するだけでなんでも願いが叶うという実を主人公が回収するわけですが、行く先々で実を手にした人たちの大半が皆ロクなことに使っていませんw
願いが叶うというワードはだいたいそんなものです。
物語で最後に世界樹の実に願ったことは主人公が人間になることでした。
最後に戦う敵は言わば主人公より上級の元天使、天使の掟(というかもはや習性)では自分より格上の天使を相手に身動きが取れなくなりますが人間になることによってその問題は解決できます。
同胞の暴走を止めるために主人公は天使を捨てました。
翼を失ってから元々そう考えていたのかはわかりません、正直あとのことなんてこの時は考えてなかったと思います。ただ守護天使としての最後を何とか全うしようとしたのかもしれません。
やろうと思えば世界樹の実の力によって失われた翼を取り戻すこともできたかもしれないのに。
無事同胞を解放したあとは切ないお別れが待っています、人間になった主人公はサンディ達が住む世界とどんどん切り離されていきます。
妖精であるサンディがどんどん薄くなって見えなくなっていく実感がなんとも切なかったです。
世界はこのとき初めて人間とそうでない者達を切り離したのかもしれませんね。
テンチョ~~~~~!
(続く)