うなのアストルティア日記34話(汗と涙の結晶物語)
汗と涙の結晶という新素材が加わってレシピの幅が広がってきた。
「よっしゃっ!このときを待ってましたw」
チーム1女の子大好き男、トミーちゃんが張り切っていた。どうやら彼はぬいぐるみを女の子にプレゼントして株を上げたいらしい。しかし、彼の不純な動機はレシピを確認した直後にもろくも崩れ去ってしまった。
「レベル30、結晶30個って・・・」
ぬいぐるみ情報をいち早くキャッチした彼は今まで無職だったのを機に裁縫に就職、始めて間もないのでレベルはまだ18だった。当然、こんな材料とレベルならぬいぐるみもバカ高い。
「確かに今女の子にプレゼントしたら勇者になれるねw」
しかし、トミーちゃんはめげなかった。
「こうなったらレベルを上げるのみ!」
その宣言からわずか一週間で30まで跳ね上げた。(不純な動機ってすごい・・・)
ぬいぐるみエピソードは実はボクにもあって、ある時フレがレアドロをボクに作ってくれるって話になったんだ。おお!憧れのレアドロ、盗賊稼業やってたらぜひともほしい一品wでも高いんだろうなぁ・・・。
「いくらでゆずってくれるの?」とボクが聞くと、フレがふ~むとしばらく考えたあと、
「オルフェア広場で裸で半日踊っていただけるならお譲りしますよw」
・・・結構Sだこの人!でも背に腹はかえられない。
「や、やれといわれればやりますよ!」
ボクはフェンサーハットをかなぐり捨てた!(この時ボクの中の何かも捨てましたw)
「ホントにやるんかい!」さすがにフレもちょっと止めた。
交換条件としてぬいぐるみと交換ということで話はまとまった。
ボクはこの2週間、結晶を貯めに貯めてぬいぐるみ製作に取り掛かった。
プラチナ針も新調して手をぷるぷるさせながらぬいぐるみを縫っていく。
・・・結果、失敗・素材ロスト・・・ボクの2週間があぁぁ~~!
ぬいぐるみ納期の期限を延長してもらうべく、フレのとこに足を運んだボクだったけど、「やっぱりお金で解決しませんか?」とフレに言われた。(ボクの凹む様を見てかわいそうになったらしい・・・)
フレ特別価格で2万Gでゆずってくれました。ああ、良きフレを持ってカンシャします!wこうして無事に裏取引は成立し、晴れて念願のレアドロ盗賊になれました。(´∀`) (続く)