学生の頃、友人5人と夏を過ごした時のお話。
友人T氏の車で計5人、T氏のうちへ遊びに行きました。
そこそこ距離があり、車に弱い私は車酔いですっかりぐったりしていました。
友人達が話しかけても あ~ とか う~ とかゾンビのような返答しかできません(むしろ話しかけてくんな状態w)
そんな車酔いと戦いながら車の窓から外を眺めていると、ふと水玉のワンピースを着た女性に目が留まりました。
車酔いのさなか微妙な意識にもかかわらずなんとも鮮やかに見えるワンピースの女性と目が合った気がしました、しかし顔はよく覚えていません。
なんとか吐かずに無事友人宅に着いた私達は二階の友人の部屋へと通されました。私は二階に上がる最後尾にいましたがふと後ろから肩をたたかれたような気がして後ろを振り向くも誰もいません。
私達5人はしばらく雑談していると、友人のお母さんが麦茶を6つ持ってきてくれました。
「お母さんなんで麦茶が6つもあるの?私達は5人なのに」
T氏のお母さんは言いました。
「あら、一番後ろに水玉模様のワンピースを着た子が入っていったわよねぇ?」
幽霊といえど人様の家に勝手に入るとはけしからんですな(´∀`)
(続く)