うなのアストルティア日記39話(死闘!ファンキードラゴ)
幻想的な風景をかもし出すキノコ群は不思議な色の胞子を風に乗せ、時折旅人を惑わしてゆく。今日もそんな七色のキノコに誘われるように一組のPTが、この神秘的な場所には似つかわしくない死闘を繰り広げていた。
「うわっ!」
突然ファンキードラゴから吐き出された猛毒の霧をボクとクリシュナはかろうじて振り払う。後ろでは魔法使いのハットが魔方陣を張り詠唱を始める、ここで無駄に体力を削られるわけにはいかない。
「ラリホー!」
十分に魔力を高めた彼のラリホーは暴走し一匹を深淵の眠りへと誘う。
「よし!今のうちにこいつをっ!」
ボクはクリシュナを援護する。彼はウェディ特有のすばやさを活かしドラゴの猛攻を避けつつ何かを盗む。
「ちょろいっ!」
不敵に笑う、しかしその瞬間、ボクらはしっぽアタックによって吹っ飛ばされた。まずい、油断してた!もう一匹が目を覚ましたんだ!ボクら二人は深手を負ってしまった。
「大丈夫!?」
いもちゃんがすかさず駆け寄る。彼女はつぶやきながら歌うように詠唱を始めた。やわらかい光がボクらを包んで癒してゆく。体勢を立て直したボクはクリシュナにバイシオンをかける、続けざまにいもちゃんもスクルトでボクらを強化した。
「落ちろッ!」
タイガークローがひらめく、一匹目が奇声を上げながら崩れていった。
あと一匹!ボクは奴に向かって手をかざしルカニを唱えた、ドラゴの防御が甘くなってゆく、効いた!
そのチャンスを逃さずクリシュナはタイガークローを叩き込む、トドメはハットの放ったマヒャドだった。二匹目も静かに倒れてゆく、その瞬間、金色に縁取られた宝箱が出現した。
「おおっ!」
ボクはおそるおそる宝箱に手をかけた、なんとそこには念願の竜のお守りが!
「やったぁー!」
ボクらは歓声をあげた。
初めて竜おまゲットした時のエピソードをかっこよく書いてみました。ホントはこんなにかっこよくありません(おおまかにはあってるけどw)
楽しめましたか?(´∀`)ニヨニヨw (続く)