出会いがなければ出会いを探しに行けばいんじゃね!?
まぁもっともな話ではあるが基本コミュ障なので合コンとかいう発想はない(そもそも友達も少なすぎ)
ではどうするか・・・・
そうだ!結婚相談所に行ってみよう!!
今思えばすごい発想だなと思う。若いってすごい
しかも調べたのはPCではなく(当時はまだスマホはない)タウンページっていうね!
黄色い書物を開いて調べてみるとなんと近所にそこそこ大きな結婚相談所があるじゃないですか!
ちなみにこの時は結婚相談所に関するスキルは0である。
私はその書物に記された住所を頼りに箱舟に乗りその場所を目指した。
パンフくらいもらえればいいな~~♪
くらいの気軽な冒険のはずだった
まず高層ビルにびびった。
まさに魔塔・・・・。
しかしここでしり込みして入れなかったとなると情けなさすぎる!!
私はビビりながらなんとか魔塔の上層部へと登り扉を開けた
そこはなんと想像していたものとは別世界だった
まず登録していると思われる人達の装備はガチ装備だった(すぐにでもエンドコンテンツにいけそうなくらい・・・)
対して自分はというと
(やっべ~~~!深く考えずにレンタル衣装の三毛猫装備で来ちゃったよ!)
くらいの差であった。
ガクガクあわあわしていると受付のウェディのおねーさんと目が合ってしまった・・・・。
おねーさん 「入会希望の方ですか?(ニッコリ)」
私 「ははは、はい~~!そっそうでふ!!」
パンフだけもらう予定だったのにがっつり席に座らされた。
おねーさん 「入会希望とのことですが当方女性の方は25歳からの入会でして・・・」
私 「ハイ!先月25になりました!(ドヤァ)」
そこはちゃんと調べましたよ?フフフン
おねーさん 「そっそうですか、ではなにか証明できるモノは・・・」
私はおもむろに免許書を取り出した。
おねーさんはその免許書を持って奥にひっこみ何やら他のひとと話をしているようだった
ヒソヒソヒソ・・・・ヒソヒソ・・・・
少々時間が経ってから免許書を返してきたおねーさんが
「では次回は保護者の方を連れてきていただけますか?(ニッコリ)」
ガーーーーン
その日は何もできないまま私は魔塔を去った・・・・・。
(続く)