私に恐怖を植え付けたお見合いから少しして次のお見合いがセッティングされた。
次のお相手は27歳会社員のドワ男だった
男性側でこれだけ若いのは珍しいのだがお見合いをしてその真相がわかった
私の釣書は趣味の欄で映画鑑賞と読書と明記していたが途中からゲーム・漫画と直した
結局最初に偽っても後からバレて破談になるなら最初からそれを受け入れてくれる人とお見合いがしたい
お互いに時間の無駄にならずにすむし何より私は自分を偽ることに疲れてしまっていた
このドワ男もゲームが好きで当時有名なオンラインゲームをやっており私もそれをちょうどやっていた(まだDQXはないよ)
今までのお見合いの中で一番話が盛り上がった
楽しかった
やっぱり同じ種族(趣味)はいいものである
しかしドワ男は内情を話し始めた
ドワ男 「実はもともとこの相談所の登録者は兄貴なんだよね?」
え?
なんでも親が早く結婚してほしいドワ男兄のために入会金を出したのだが 余計なことすんな! とドワ男兄断固拒否
入会金は戻ってこないので弟であるドワ男が代わりに入会したという経緯だ
ドワ男 「全然結婚なんて考えてなかったけど彼女できればいいなぁとおもってw」
ドワ男よ、お前もその考えなのか・・・・
話が盛り上がった分落胆も大きかった
今のドワ男は去年別れた人間男を彷彿させる
結婚は考えてないけどこのままでいたい
ここは結婚相談所
私は結婚を前提に登録したはずだ
今が楽しくても価値観の違いできっと別れることになるだろう
ドワ男と別れた後、私はアドバイザーにお断りの連絡を入れた
今まで紹介した人たち以外でもお見合いはあった
でもほとんどは代わり映えなく 1時間お見合い→喫茶店でお茶→しばらくしてお断りの連絡がくるというローテーションであった
私はこの頃にはもうだいぶレベルが上がってきていたと思う
言葉のキャッチボールもうまくなり当たり障りない会話がこなせるようになり本来男性が決めるべきお店も事前下準備をしていない男性が非常に多かったので ここのタルトとハーブティおいしいんですよ♪ と誘導しケーキセットをゴチになって帰る
そしてお決まりの今回はお断りしますの連絡をもらって1日終了となる
お見合いを通じてわかってきたことは何にも下準備もしてない受身な男性ほどお断り率が高いです、不思議ですね
女性から断るならわかるんですけどねこういうタイプは
気がつけば入会から半年が過ぎようとしていた
(続く)