20代の女性OR30代男性年収600万以上は結婚相談所において1・1時代のドワーフ以上に存在しない
(男性の年収に関しては年齢が上がればぼちぼち存在する)
そんな少ない中でさらに条件を絞ってしまうとまだ香水のない時代の初期の転生並みの確率になりさらにひどいとふくびき特等クラスの難易度になってしまいます
極まれに特等を引き当てる福の神や福の女神の称号持ちもいますがじゃあ自分が当てられるかと言うとそれは土台無理な話なのです
相談所の一年間というのは長いようであっという間です
まずお見合いにこぎつけるのに時間がかかりお見合いまで行ったとしても半分以上はそこまでで終わってしまうことがほとんどです
釣書→お見合いと何とか2層目はクリアできても第三層の交際でほとんどが落選。結婚までたどり着けるのは本当に一握りだと実感させられます
これを繰り返していると1年なんてあっという間に過ぎ去っていきます
しかしお見合い当初というのはそんなことに気がつかないので男性の場合は希望の20代の女性と運よくお見合いできても もっと若いのOR可愛い子がいるはず! と蹴ってしまいがちです。
30代の女性の場合もちょっと希望より年収低めの男性を紹介されると 希望より低いからダメダメ! とお見合いしない人もいます
しかし男性も女性も時間が経てば立つほど紹介される釣書の質が下がってきてしまいます
特に女性は入会したときは29でも数ヶ月過ぎたら30になる人もいるので、釣書の質が大幅にダウンする危険性もあります(年齢以外で武器になる項目があればさほど問題ではないは・・・・すごい美人とかね・・・)
男性の方も最初に紹介された20代以降来なかった場合はアドバイザーから年齢の引き上げを提案されます(同じ年くらいの方なんてどうですかみたいな)
お見合いの基本は本来謙虚に挑むこと
自分の希望にちょっとでもそぐわないとすぐやめてしまうのはもったいないのです
ちょっとであれば修正は十分可能です
男性の収入が現時点でちょっと足りなくても将来性があれば希望年収以上になるかもしれません。また男性自身の年収が低めでも親が資産家とかも十分ありえます(親の経済状況までは釣書に記載されないので後からわかることも多い)
女性だって20代だけどぽっちゃりしてるOR地味目だなと思っても付き合いだしたら別人のように変わる女性も多いです(付き合う男で女が変わる的なアレ)
将来的に子供を希望するのでできるだけ若い女性を希望する男性が多いですが30代だってちゃんと元気な子を産めます(羊水がうんぬんなんて迷信ですからね?)
しかし高いお金を払っているせいか最初はそういうことにも妥協できない人が多く これだけ払ってるんだからもっといい人に会えるはず! とお互い一歩も譲りません
せっかく片方が譲ってくれていても自分で捨ててしまいがちです
この魔境(相談所)からいち早く脱出するには自分の希望は最小限に留め(絶対に譲れない条件は1つだけ、2つ以上になると無理)その中で自分と同じ良識を持った人をいち早く見つけるか、リタイヤするかのどちらかです
生理的に無理って人じゃなければピンと来なくても一度お付き合いすることをおばちゃんはお勧めします
季節はすでに12月
この頃の私は悟りを開いた賢者モードになっていた
若干男性不信になっていたともいえる
クリスマスまでに一緒に過ごす相手を見つけたい!とは全然考えていなかった
4月に相談所を退会するのでその先のことを考えていた、再び入会する気はもうなかった
まだ若いんだし他の資格を取って仕事の幅を広げよう・・・
そんなことを考えてたある日、今年最後のお見合いがセッティングされた
私はそこで勇者と出会った
(続く)