《こちらは妹のエル子から聞いた話を書いたエル子視点の話》
PM5:30~
今日はドワ子ねーさんが結婚相手を連れてくる日だ
お父さんは朝からそわそわしている
2階の自室で友達にメールをポチポチ(この当時スマホはまだない)していると下から
オトン 「エル子~!エル子~!ねーちゃんはまだかっ!」
と叫んでいた
エル子 「さっきPM6:00のバスに乗るって連絡きたよ」
そうこたえて友達のメールを続けた
PM6:00~
オトン 「エル子~!エル子~!もう6:00だぞっ!ねーちゃんはまだかっ!!」
エル子 「うるせえぇぇ~~~~!6:00のバスに乗るっつってんだろっ!6:00に着くとは言ってねぇ!!」
オカン 「エル子、お父さんが落ち着かないから来るまで一緒にいてあげて!」
エル子 「ええ~!仕方ないなぁ・・・」
お父さんの自室で一緒に待つことになったがお父さんがどうにも落ち着かない
すでに4:30にはお風呂に入りいつもよりちょっといい服を着ている
いつもなら休日のこの時間はとっくにお酒を飲んでいるが今日は一滴も飲んではいない・・・
とりあえずテレビを見てはいるがそわそわ体を揺らしている
(一回ポルカでも踊ったら気がまぎれるんじゃないかな・・・?エル子談)
30分くらい過ぎた頃、ピンポォ~ンと玄関からチャイムの音が鳴った
お父さんははぐれメタル級の速さで自室を飛び出していった
(続く)