うなのアストルティア日記67話(会ったことのない知り合い)
日常の行動パターンが固定化されてくると決まってある現象が起きてくる。
いつものこの時間、この場所で、こんなことをやっているとほぼ必ずこの人に出会うという現象。ボクも例外にもれず大体いつも決まった時間に納品なんかやってるといつもの顔ぶれというものができてくる。それだけならさして気にも留めないんだけど、その中の一人が会うたびにダブルすれ違いをするのでボクはもう気になって気になって仕方がなかった。
ある日、酒場前でその人がいたのでボクは思い切って声をかけてみた、
「いつもダブルすれ違いありがとうございます!」
少し間があってから、
「こちらこそいつもお世話になっております。」と返事が返ってきた。
よかった!無視されなかったTTここまで来るのに「いいね!」とか製作の応援とかしかできなかったから(小心者w)これをチャンスとばかりにフレンド申請をした。
晴れてTさん(仮名)とお友達になったボクは今まで思っていたギモンをぶつけてみた。
「あの・・・Tさんってたぶん○○ですれ違ってますよね?」するとTさんは、
「ええ、たぶん・・・いつもすれ違う時間帯を考えるとそこしかないかと」
なんとボクらは知らないうちほぼ毎日顔を合わせている可能性が浮上した。
しかしまだお互いの素性は知られていない。毎日そこに行くと一体誰なんだろう・・・?と模索しながら過ごす日々が続いている。
(続く)