うなのアストルティア日記74話(シーマンの独り言日誌④)
前にインターネットで調べていたらアノ帝王が1万円で手に入るという情報があった。もちろんDQXの家具の話である。それを妻に話したら、
「1万円で手に入るの!それなら出すよ。」
・・・でもゲームの家具で1万出すのか、なんとなく抵抗はあるな・・・。
私がモタモタと迷っていると妻が自分のへそくりで出すんだからいいじゃないかと言うことで私はその情報を頼りに買いにいった。
・・・そして帰宅・・・
「・・・ごめん、買われちゃってた・・・。」
もちろん妻の反応は、
「ええー!早く買わないからだよぅ、そんなぬか喜び情報なら聞きたくなかったよ!」
・・・まずい、想像以上に機嫌を損ねてしまった。私がジャ○コの一口○屋でクリームいちご大福スルーした時くらい怒ってる。(後ですぐ買いに行きました)自分が思ってた以上に楽しみにしていたようで、これはまずいと思いすぐ他のはないかと検索した。三日くらいして今度は17000円で出ている情報があった。前回より高いが副賞に天空のつるぎとかその他もろもろのグッズも付いてくるので背に腹は変えられなかったし、まぁいいかと思って翌日仕事の昼休みに直行、秋葉原の某所で店員に、
「そのクジ全部ください。」
と言って17000円分のクジを購入、大量の品物だったので帝王以外は全部宅配してもらってアイテムコードだけを先にメールで妻に送信しておいた
「きゃ~、ありがとう!チュッ」
と言う返信メールが届いたので、よかった・・・これで安心して家に帰れる・・・。ほっと胸をなでおろした。
とりあえずアイテムコードと一緒についてきた帝王フィギアも妻に渡したが家具にしか興味がなかったようで息子にあげていた。年齢的に今一番の破壊王である息子は三日もしないうちに帝王の腕と足をもいであきてオモチャ箱のすみに捨て置いていた。私はもがれた帝王を手に取り、もしかしてここから第二形態に進化するのでは・・・?とどうでもいいことを考えながら帝王をしばらく見つめていた・・・。
(続く)