私はじーちゃんの介護でキーパーソンになるらしくて面会は私だけに絞られた
実子である夫も面会できないかと聞いたがそれはかなわなかったので私一人でじ-ちゃんと面会した
じーちゃんはいろいろな管に繋がれててうつらうつらとしていた
当初よりは安定してきたので面会は許されたがまだ安心はできない
せめて他の家族が会えるまでは回復してほしいと願う
じーちゃんの手をにぎりたかったがミトンをかぶせられてそれはかなわなかった
じーちゃんは無意識に管をひっぱろうとするらしいのでその対策だ
私はじーちゃんの頭をなでてその日は病室を出た
会えなくても定期に病院に通って話を聞いているとじーちゃんはちょっとずつ回復しているようだった
食事もすずめの涙ほどだが食べれるようになり最初は絶望的だった腹膜透析も復活した
たくさん体についていた管もいつの間にか外れていた
部屋には入れないけど個室のドアの前からじいーちゃんが覗けてじーちゃんに手を振るとじーちゃんはうれしそうにしていた
じーちゃんは面会できなくても定期に病院に通ってじーちゃんの様子を聞きにくる私の存在を看護師さんから聞いていたらしい
じーちゃんの励みになっているそうだ
私は少し希望が見えた気がした