去年末は人間と猫の介護に葬儀と負の連鎖が続き、今年は中学受験本番と怒涛の展開の連続でようやく落ち着いてきた春。
15年連れ添ったじーちゃんと猫の悲しみも落ち着いてきたのでそろそろ新しい家族猫がほしいなぁと考えていました。
まず考えたのは里親募集しているネコちゃんかな!と思い近くにないか探してみることに。
昨今では保護団体の里親募集は厳しいことはある程度は知ってましたがうちの場合は、
猫飼育歴15年以上
持ち家である
子供二人は中学生以上
猫設備がある
かかりつけの動物病院あり
万が一の預け先あり
将来介護になる可能性のある老人がいない
猫を8時間以上家に一匹で置かない←自分が専業なので常に家にいる状態
最後まで飼いきる←先代猫もちゃんと看取って葬式あげたしむしろ当たり前
まぁこんな感じなのですんなり審査は通るのではないかとこの時はかなり甘く考えていた。
保護猫型猫喫茶(譲渡あり)のところを見つけたので予約を取って家族総出で未来の家族猫を選びに行った。
喫茶とは名ばかりで1時間予約制限で小さな缶ジュース2本渡されるだけだったがそれは構わない、だって未来の家族猫選びをメインに来ているんだから。
希望としては柄・性別不問年齢はできれば半年~2歳くらいまでの元気な子であればなんでもよかった。ただし1匹だけ。
ただそこは結構2匹セットでという子が多くていいなと思った子はだいたいセットだった。
そんな中、与えられた小さなケージの奥でまるまっていた1歳くらいのメス猫と目が合った。
指を近づけるとペロペロしてくれるかわいい子だった。最後まで表に出てくることはなかったので臆病な子だったのだろう。
この子は一匹で大丈夫かとスタッフに聞いたところ大丈夫だというので家族と相談してこの子に決めた。
手続きの後この子を管理している団体から三日以内に連絡がくると言われたので早くても明日かな?と思っていたらその日の夜に連絡が来て明日家を訪ねるという話になった。
私はほとんど家にいるので問題なかったが共働き世帯はこの時点でハードル高いよなぁと思った。
ちゃんと猫を飼育できるか団体は確認にくることが多いのでそれは想定済み、翌日二人の団体職員が家の中を見て回ってまず指摘されたのはこんな小さなケージではあの子は怖がって入ってくれないということだった。
できれば三階建てでハンモック付きのやつが望ましいといわれたがあの猫喫茶で小さなケージの奥で丸まっていたのと同一の話をしてるんだよね?とちょっと混乱した。
でもまぁ権限は団体にあるのでケージは言われた通りの物を用意すると了承した。
次に玄関前の柵の設置も要求された。これは玄関を開けた瞬間に猫が脱走するのを防ぐための処置なので当然だなと納得。15年前の感覚で猫を飼おうとしていた自身を反省し設置することを了承。ただうちの玄関は天井が高いため飛び越え防止ようにフレームを張らないといけないので大掛かりになるなと思った。
他にも窓にメタルフレームをはめ込んだり突っ張り棒で柵を制作したりと思っていた以上に脱走対策は細かかった。
全部ダイソーで賄えますよ!と言われたが何分箇所が多いため百均でもそれなりの費用が掛かりそうだとため息がでそうになるがこれも猫のためである。
思っていた以上に大がかりな設置になるため軽く見積もっていても2~3週間時間がかかるかな?と思っていたらなんとこれらを一週間以内でやってほしいと言われた。
ダイソーはともかくケージや玄関の柵は車かネット通販じゃないと絶対無理だ。
車は旦那しか使えないがそんなに簡単に休みなんか取れない、もう少し時間がほしいと訴えたが引き取り先がきまったら1週間以内に引き取ってもらってまた新たな猫をネコカフェに補充するのがうちの決まりなのでと言われた。
材料さえそろっていれば我々も設置を手伝います!と言われた。
(続く
)