うなのアストルティア日記91話(アストルティア結婚相談所体験談⑦)
月に一回2通の紹介写真がくる、希望はあまり来ない。そしてその書類にお見合いOKと○をつけて送るわけだが先方からお断りの連絡がくる。
向こうに渡っているのはボクのお見合い希望の書類であるはずなんだけど、それを蹴っ飛ばしているということになる。
なんで断られるのか教えてはくれないので、あくまで推測になるけど2つほど考えられる。1つはお見合いする気がない、2つ目は・・・あまり考えたくはないが年齢は最年少登録者なので問題はないとして、やはり・・・容姿か・・・。
みんなアンケートを取っているのでそのアンケートに沿って条件の合う人を紹介されるわけである。なので条件以外で最後に判断されるのは顔写真しかない。
ここで疑問、写真だけ見てやめちゃうのってもったいなくないのかな?一回は会ってみようと思わないものなのだろうか?写真がイマイチだからって断ってたら1年間は12回しかないんですよ?あっという間に入会期間は終わってしまうのですよ?
あんまりにも理想が高い人や好みじゃないとかの理由で断り続ける人は当然アドバイザーからお叱りを受ける。見目麗しいエルフやナイスバディオーガなんて基本こんなとこにくるわけがない(よほどの事情がない限り)
いたとしてももっと収入が何倍も違うような金持ちがとっくにゲットしているのである。お金払ってるんだから女性をより好める、なんて勘違いしてる人も少なくないみたい。うん、確かにより好めるだろうね、でも一体何年かかるんでしょうね?毎年同じ額払って続ける気があるんならいいんじゃないかな?でも年取ってくると収入もそれなりに上がってないとどんどん厳しくなってくるけどネ。
男性に限らず女性にも言えることだけど、目の前の収入とかにこだわっていると相手の持っている隠し武器とかなんかに気がつかなくなってくる。
本人の収入は月並みだけど実はすでにマンションや家持ちだったりとか、バックにいる親が実は資産家だったりとか、そんな人がいたりいなかったり・・・。親が婚期ギリギリの息子を心配するあまりお見合いに有利に働くよう家やマンション購入の資金援助をするなんていうのはめずらしくはない。
そんな隠し玉持ってる人がいるかもしれないのに写真だけ見て なんかこの人微妙 なんて言って断るのはなんとももったいない話である。(資料には家持ちなんて書かれることはないのでお見合いしてみないとわからない)
ボクは少しでも好意的に見られるよう、美容院行くたびに写真変えてみたり、服装変えてみたり・・・。とにかくお見合いOKもらわないと始まらないので出来るだけのことをしてみた、自分で言うのもなんだけど涙ぐましい努力である、たぶん後にも先にもこんだけお洒落したことはないと思う・・・。
そして久々にきたお見合いOKの返事でボクのお見合い至上戦慄の体験をすることになる。
(続く)