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ネコの下僕

うな

[うな]

キャラID
: KC921-525
種 族
: ドワーフ
性 別
: 女
職 業
: 旅芸人
レベル
: 124

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写真コンテスト

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うなの冒険日誌

2013-08-06 11:12:38.0 テーマ:その他

日誌を書いた!

うなのアストルティア日記97話(挨拶②)

「ただいま~」
「お邪魔します。」

玄関を入ってすぐ勢いよくふすまが開け放たれた。
「ややっ!ようこそ我が家へ!!」
最初に出迎えてくれたのは猛烈にポルカのリズムを刻みまくる父親であった。
予想だにしない我が家の出迎えにボクはおろか彼も思わず「ショック」を発動である。後からひょっこり出てきた妹が、
「ゴメンね~、おとーさんテンパっちゃっててポルカが止まらないのよ~。とりあえず上がって上がってw」
妹はポルカってる父をグイグイ押しやり中に案内した。
・・・父よ・・第一印象台無しじゃないか・・・ボクが頭を抱えると、
「なかなか面白い家族みたいだねw」
と彼が耳打ちをしてきた。
ボクは真っ赤になりながら中へどうぞと彼を居間に連れていった。

ようやく父のポルカも落ち着き改めてご挨拶をする。
「お口に合うとよいのですが・・・。」
そう言って父に桐の箱を手渡した。
「おおっ!例のアレですなっ!!」
結局父は最後まで昔交わしたボクとの約束を思い出せなかったので中を見るまでわからなかった。
「これはいい酒ですなぁっ!」
酒好きの父は上機嫌である。
「母さんビールだっビール!!」
ボクとおかーさんはビールや料理の運び出しで席を立つ、そのあいだビールを並々と注がれて父の相手をする彼。注がれたら飲まないといけないのでコップを空にしたら間髪入れずにまた注がれる。あっという間に大瓶二本がなくなりうちであらかじめ用意していた750mlの日本酒もなくなり、彼が持ってきた火酒にも手を伸ばす。父のお酌攻撃に耐える彼、せっかくの郷土料理も手をつける暇がない。
これもある種の洗礼なのだろうか・・・?娘親の心理はわからないものである。ボクは彼がどれくらいアルコールに強いのか把握していないのでハラハラと見守っていた。
それでも彼はなんとかがんばって今後の結婚の話とか彼の家の受け入れ態勢とかそんなことを話していたような気がする(正直ボクもよく覚えていない・・・)
火酒をほぼ空にした頃、ようやくお酌攻撃から解放された。父もそろそろ限界だったのだろう。バスの時刻はとっくに過ぎていたのでボクはドルタクシーを呼んで彼を見送った、父親も一緒に見送ったあとそのまま酔いつぶれて寝てしまった。翌日、父と彼が二日酔いになったのは言うまでもない。

今度はボクが彼のおうちにご挨拶に行く番、弟が結婚相手を連れてくるということでヴェリナードに嫁いだ彼のお姉さんも急遽実家に帰って来ていた。
応接室には彼の父母姉が一堂に会している。彼の家はウェディ一家、しかも彼のおねーさんはその昔ミスジュレットに選ばれたり、そのいとこのおねーさんもミスキャンパスに選ばれたりと、美女を輩出している一族である。
ふぉおぉぉ~!こんなところにチンチクリンのドワーフが嫁にきてもいいのか!?ボクの心配をよそにお姉さんが口を開いた、
「アナタが結婚なんてびっくりしたわぁ~。それもこんな若い子。」
いつの間に付き合ってたのかしら なんてまじまじと見られる、実はおねーさんはボクたちが相談所で知り合ったことは知らない、彼の親の方から内緒にしててほしいと言われてるので。
「・・・シーマンのどこがよかったの?」
おねーさんの問いの へ? と思わず間の抜けた返事をしてしまう。
「真面目でやさしくていい人だと思いますが・・・。」
「まぁ確かに真面目でやさしいけどこれといって面白いわけでもないし・・・」
キレイな顔を渋くしてイマイチ納得のいかないおねーさん。
「・・・ホントに結婚しちゃっていいの?つまんないわよ、この子?」
おねーさんにダメ出しされる彼。
「・・・ひどい言われようだ・・・。」
彼は額を押さえて う~ん と唸った。
「なかなか可愛い娘さんじゃないか。」
ようやく息子が結婚できることにご満悦な彼の父親はニコニコしていた。将来義父になる予定のお方だがうちの父親より20近く年が上である、ボクからみるとおじーちゃんに近い年齢。
「よしっ!相手方の気が変わらんうちに結納の準備じゃあっ!!」

日本古来のしきたりを初めて目の当たりにすることになる。

                            (続く)
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