うなのアストルティア日記101話(出会いと別れの酒場)
今はもうほとんど目にすることはなくなった酒場スタッフもちょうど今から一年くらい前はごく当たり前にいた身近な存在でした。
初期の頃の酒場は深刻な僧侶不足に陥りやむなく酒場スタッフを借りた経験を持つ人も少なくないでしょう。それに加えて当時は完全有料化だったので高性能、高レベルを借りた日には1000Gでも足りないなんて懐具合が厳しい時代もありました。同じお金払うなら断然いい性能、いい装備をしたキャラを借りたい!というのがプレイヤーの悲しい本能です。できるだけいい性能のサポを探している間に、よしこいつだ!とボタンを押すのはいいんだけど、その人はすでに借りられちゃいました的なことを言われてがっくりくるなんて、よくありましたねw
まさに当時の酒場ならではの争奪戦でした。
それに比べて現在はいい時代になりましたね、最初はフレは20%オフから始まって(これだけでも結構ありがたかった)今はフレは無料、チームは半額なんだから。これによって一気にフレやチーム勧誘が盛んになったといえるでしょう。
さて、酒場の最大の利点といえば預けた自身のキャラを雇ってもらって狩りに連れて行ってもらうと経験値が入るというところですよね。今はもらえる経験値の制限がゆるくなったり前よりも多くの人に雇ってもらえる仕様になったので酒場スタッフもいつしか姿を消し、安くて有能なサポが雇いやすくなりました、その反面今度は昔と逆の現象が起こってきた気がします。
昔はそれこそ僧侶にスティック持たせりゃ大抵は雇ってもらえてたものが高性能人口が高くなるにつれそうはいかなくなってきました。雇う側も昔みたいに取られちゃうからこれでいいや!なんて妥協で雇うこともなくなり、じっくりと吟味しながら雇えるようになったので預ける側はより装備とパッシブに気を配るようになりました。もうレベル50も超えるとフルパッシブは当たり前みたいな感じにはなってきてますよね・・・。
そんな時代に投入してもなお、チームの中には男前発言もあって、この間トミ~ちゃんが、
「俺はシャア理論派だから装備の性能とかそんなに気にしない。」
「何?シャア理論って?」
「機能性が良くてもそれを扱う人間がともなってないとダメってことさ。」
そこでガンダム繋がりの名前のカミ~ユさんが一言、
「でも実力が同じならやっぱり性能がものをいうんじゃ・・・」
「・・・まぁ、確かにそうなんだが・・・」
肉入りPTならともかくサポはオートだから条件一緒だもんね。
酒場でいかに雇われ易くするかにあたって重要なのがやはりコメント、いかに自分が高性能であるかアピールすることが一番てっとり早い。
借りる側はこれを基にさらにくわしく調べてじゃあ借りようかな、なんていう感じになる。ここでコメントだけを鵜呑みにして借りてしまうとたまに、レアドロあります!なんて書いてあるのに装備し忘れてるなど(そう書いて借りてもらおうとする若干詐欺まがいもある)痛いこともあるのでやはり吟味は必要ではあるが。
ボクも酒場は当然よく利用します、懐が痛まないようにもっぱらフレ・チームを中心に雇っておりますがそのときのお話。
僧侶欄でサポを探していた時、ふと目にしたコメント。
回魔400↑将棋しない25%ソサリン羽衣
・・・・ん?
もう一度見直す。
回魔400↑将棋しない25%ソサリン羽衣
・・・将棋しない率25%?
このコメントをだしているのがチムメンのイケメン魚、フィクル君。
彼はイケメンでとっても素直でそして少々天然が入っている。
しかし、将棋しない25%か・・・ということは残り75%の確率で将棋を指すということになる、プロの棋士並みにやり込んでるんだろうな・・・。
このコメントはチーム内でも話題になっていて当の本人だけが気がついていなかった。
ボクはいよいよ我慢できなくなって本人にこう切り出した。
「フィクル君って将棋が好きなの・・・?」
「えっ?普通だと思いますけど・・・」
「でもそーとーやり込んでるよね?」
「えっ?そんなには・・・」
やはり彼は気がついていない。誰かが、
「とりあえず酒場コメント確認してみれば?w」
確認するフィクル君
「盗賊は特におかしなところはないですけど・・・」
「たぶん僧侶か魔法使いじゃないかなw」
しばらくして・・・
「うわ!!はずかしい!!!!wwww」
やっと気がついた。かなり長い間そのコメントで預けられていたから彼以外は周知の事実である。
これを機に何かあると彼は将棋ネタを振られるようになった。
みなさんもたまには酒場コメント確認したほうがいいかもね(´∀`)ニヨニヨ
(続く)