うなのアストルティア日記105話(ネコ好きによるネコ好きのためのネコ好きな話)
ペット人口的には圧倒的に犬が多い中、犬になんか負けない!と対抗意識がメラメラするのは猫派の人々。一緒に散歩できないし呼んでも尻尾振って飛んでくるわけでもない。忠実性はほぼゼロである。犬派にしてみればそんなのの何がいいんだ?なんて思っている人もいるだろう。
犬を彼女に例えるなら、アナタしか見えない、アナタについて行きます!という感じの健気で一途な女の子。
猫は・・・・そう彼らは元祖「ツンデレキャラ」なのです。
猫と散歩してみる、もちろんリードを付けて。基本彼らはきまぐれなので真っ直ぐ歩いてくれるわけがない。塀に飛び乗ったり、木によじ登ったりする。果てはそこでうずくまって寝てしまう。大半の飼い主はあきらめて抱っこして家に帰るのである。ホラ!やっぱり猫つまらんとか思ってる犬好き諸君、ボクに言わせると犬専用カートに犬乗っけて散歩してるのと何が変わらんのだ?足腰弱った年寄り犬ならともかくあきらかに元気そうな奴が乗って散歩しているのを見ると 何だかなぁ・・・ という気持ちになる。散歩の本質ってなんだっけ?と考えることもある。
MMO仲間内では猫飼ってるとか猫の方が好きなんて話はよく聞く、基本MMOやってる人ってインドアが多いので猫の方が飼うには楽っていうのがある。(散歩も躾もいらないから)犬よりも飼うのに規制はゆるい(犬は予防接種は義務で猫は任意である)
そして猫好きは大抵複数飼っていることが多い。真の猫好きはちゃんと去勢・避妊をやっているのでそれによって増えるということはないのだが、なぜかめぐりめぐって猫を引き取るということが多々ある。行き場がない・・・なんてかわいそうなんだ!てな感じ。一匹飼うのも二匹飼うのもたいして変わらん、というのが猫好きのセオリー。
まぁ一番の要因は仔猫を見てしまった時ではあるが・・・。
仔猫・・・・一目で猫好きを骨抜きにしてしまう恐ろしい存在である。
じゃあ飼い主が見つかるまで預かるよ・・・なんて言って一週間後にはすでに名前までついて飼われていたりする。
世の中、自分でも気がついていないネコ好きも存在する。かの「我輩は猫である」で有名な夏目漱石先生。
彼は犬好きらしく猫はそれほどでも・・・なんて話らしいが、家にいついた猫を観察しまくったり追いかけまわしてみたり・・・最終的に死んだ後、猫塚なるものを建てる。この人はたぶん犬が好きだったんだろうけどそれ以上に自分が「猫バカ」だったことに気がついていなかっただけじゃ・・・。
自分は猫暦16年くらいになるがその間、猫を切らしたのは一人暮らしをしていた1年くらいだけで後は切らしたことがない。
猫好きの極み、つまりは「猫バカ」であるが、猫を長らく切らしていると中毒症状が起こる。猫に触れたくてたまらなくなる。犬は割りと近所で仲良くなったりすると触れるチャンスも出てくるが、猫はそうはいかない。基本人見知りなんで飼い主以外は視界に入ることすら難しい。近寄るにはかなり長い時間をかけて信頼関係を築くしかない。
だから野良とか近くで見かけたら思わず追いかける、黒猫は不吉!なんて関係ないむしろ追いかける。
DQにも猫型モンスターはいるが・・・なんかイマイチ萌えない。リベリオの肉球やわらかそう・・・とかそれくらい。
あとプクリポも猫に近いといえば近いが・・・うちのチームのプクリポがおっさん臭さ満載なせいかやっぱり萌えない・・・。
生猫が一番だね!!
(続く)