うなのアストルティア日記108話(DQを語る①)
FC版DQが出た当時はボクの年齢はまだ一桁、親がそこそこ若かったので物心ついた頃にはすでに家にFCは置いてあった。
当時のRPGは親がやっているのを横で見ながら学習する。初めてのRPGはDQから入ったと言っても過言ではない。
そのうち自分でもプレイするようになる、子供特有の復活の呪文の写し間違えなんてのはよくある話、でもあきずにまた一からやり直すという今思うとちょっと変わった子供だったと思う、自分。
子供特有の理解しがたい経験というものも出てくる、その代表例が「パフパフ」だった。
「あら~ お兄さん、アタシとパフパフしない?」
女の人にそう言われても意味がわからない。光あれ!のおじいちゃんみたいになんかしてくれんのかな?
「おとーさん、パフパフってなぁに?」
父は晩酌しながら、
「わからん、わからん~」
と言ってかわしていた。今思えば結構酷な質問だったと思う、子供は時に残酷である。
ローラ姫を救出したとき、子供はこういう展開に素直に喜ぶ。だって勇者が悪いドラゴンをやっつけてお姫様を助けたんだから。正直、お姫様を助けたら終わりと思ってたくらい。
結構ギリギリの死闘だったのでHPもMPもギリギリである、せっかく苦労して助けたお姫様をちゃんとお城に届けたかったので敵でませんように!と祈りながら最寄の町までローラ姫を抱っこして宿屋に直行した(幸い敵には遭遇しなかった)
お姫様連れたままちゃんと泊まれるかなぁ?と心配していたがちゃんと泊まれて全快した。よかったw
「昨日はお楽しみでしたね」
宿屋の親父にそんなことを言われた。これをようやく理解したのは8年くらい経ってからのことである。
当時はレベル=年齢だと思ってた、大きくなったら強くなるんだ!という発想。うちの親がクリアしてたレベルは21~25くらいお姫様が16歳くらいと何となく聞いた気がするので結婚するには問題ないと思っていた。(悪い奴をやっつける>お姫様助ける>結婚フィナーレ、小さい女の子が考えるセオリー)
でも世の中暇人はごまんといるのでレベル35以上まで上げる奴とかいる。
そんなおじさんに助けられたお姫様なんかかわいそうなんて思ってたこともあった。
アレフガルトという小さな世界で幼いながらに様々な疑問を投げかけてくれたドラゴンクエスト、この時から今に至るまで長い付き合いになるとは思っても見なかったけどね。(´∀`)
(続く)