うなのアストルティア日記113話(DQを語る④)
時の年号は昭和から平成へ、バブル真っ只中でDQⅣは発売された。
バブル期の中での販売とあって売り上げもうなぎ登りである。
時代もそうかもしれないけどやはり内容もがらっと変えたというのもあるのかもしれない。
Ⅳは5部で構成されたオムニバス形式、一人一人が最初はなんの接点もない状態から始まり、やがて一つの目的に向かって導かれていくと言うまさにサブタイトルの通りの展開となっていく。
Ⅰ Ⅱ Ⅲ のロトシリーズはここで完結し、Ⅳから天空シリーズに突入したのである。
このDQⅣ、今までとは幾分質が違った内容に思える。
今までは 魔王倒した! めでたしめでたし とうい単純明快なものであったが(いや、もうちょっと奥は深いですけどねw)この物語は人間が善 魔物が悪 とは一概に言いにくい場面もあったりする。
私利私欲のためにエルフの女の子をいじめたり欲に目がくらんで帝王堀当てたり、父親を裏切って魔物と手を組んで王位についたり、超人的な力ほしさに師匠を殺して自身は人間を捨てるという・・・。
なんとも人間の本来持つ醜さをありありと表現したのがⅣだと思われる。
魔物がそそのかした部分もあるんだろうけど、それを最終的に選択したのは人間の方である。
デスピサロが 人間を滅ぼす! という極論に達したのも元をたどれば大切な人が人間にひどい目にあわされてるのを見かねてそう結論せざるを得ない状況に至ったのかもしれないのだから。(基本いい人だと思う、エルフやドワーフや動物にはやさしい、キライなのは人間だけ)
なのでエンディングはDQの中では一番切なかった(ボク的には)本当の正解ってなんなんだろう?子供ながらにかなり考えさせられたDQであった。(リメイクで多少の救済処置があったので少し救われた気もしたがFC版はホントせつない)
まだまだたっぷり語れるので続きは次号にしておきましょう(´∀`)
(続く)