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最新型Sキラーマシン

ゼツカ

[ゼツカ]

キャラID
: RD820-851
種 族
: オーガ
性 別
: 女
職 業
: 戦士
レベル
: 110

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ゼツカの冒険日誌

2017-10-01 15:09:03.0 テーマ:その他

《絶火伝~反逆の炎~死の章》最終話《絶える火》




さくらは目を覚ました。



一体何がどうなったのか。



人々の声が聞こえる。



何かを言っている。



泣いている者もいるようだ。



叫んでいる者もいるようだ。



さくらは身体を起こした。



辺りを見回す。



皆が誰かの足元に突っ伏して呻いていた。



さくら
「一体どうなったの…?」



しお
「さくら!大丈夫?!」



さくら
「しおたん!みんなは?!」



しお
「…だ、大丈夫だよ、みんな…みんな無事…」



さくら
「そうか…よかった…」



しお
「…」



さくら
「…ぜっちゃんは?」



しお
「…」



さくら
「しおたん?ねぇぜっちゃんは?」



しお
「…」



さくら
「ねぇしおたん…!」



しお
「…ごめんなさい…」



さくら
「…え…」



しお
「さくら…ごめんなさい…」



目の前でただ立っている人物に目をやった。





ゼツカであった。



拳を空に掲げて笑みを浮かべていた。



そう



勝ったのだ。



メイヴを打ち倒したのだ。



さくら
「ぜっちゃん!よかった!」



ゼツカに抱きつくさくら。



さくら
「…?」



何かがおかしい。



ひどく冷たい。



抱き締めたゼツカからは
体温を感じられなかった。



さくら
「…嘘でしょ?」






ゼツカは死んでいた。



さくら
「…もしかして…あれは…」



そう



拳を掲げているのは勝ったからではなかった。



さくらが意識を失う寸前に聞いた
ゼツカの『スケープガード』



スケープガードで皆をかばった。



そのスケープガードの姿勢のまま
息耐えていたのだ。



倒れずに



死してなおスケープガードで
仲間を触手連打から守ったのであった。



立ってはいるものの
腕は折れ、足も折れ
それでも立っていた。



さくら
「なんで?なんでなの?」



しお
「さくら…」



さくら
「だって家族だって!!」



しお
「うぅ…」



さくら
「頼ってくれて一緒に戦って…」



モリゾー
「…」

み~み~
「さくらちゃん…」



さくら
「なんで最後の最後で全部一人で背負うの!!!!」




クロウズ
「…くっ」

エステラ
「さくらさん…」




さくら
「こんなのってないじゃん…」



さくら
「こんなのってないでしょう!!!!!」



さくら
「帰ってきてよ…お願いだから…」



さくら
「ねぇ…ぜっちゃん…?」



さくら
「ぜっちゃあぁぁぁぁああああああん!!!」






生まれた親に捨てられ



獣に拾われ



魔物として育てられ



育ての親を殺され



光の戦士と出会い



光蜂と出会い



闇に飲まれ



母となり



世界へと反逆した



一人の英雄







その一人の英雄が



この世を去った



その者の名は



《絶火》



と呼ばれていた…。







《絶火伝~反逆の炎~死の章》


~完~


次章(最終章)につづく


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