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最新型Sキラーマシン

ゼツカ

[ゼツカ]

キャラID
: RD820-851
種 族
: オーガ
性 別
: 女
職 業
: 戦士
レベル
: 110

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ゼツカの冒険日誌

2018-04-07 10:52:10.0 2018-04-07 11:06:28.0テーマ:その他

《~絶火伝ZERO~運命の忌み子~》 第1話《忌み子》




全てはここから始まった。



今も忘れはしない幼少期。



気付けば私はそこにいて



気付けば私は一人だった。



どこにいるかもわからない。



自分が誰かもわからない。



だけど私は確かにそこにいた。







人がたくさんいるその場所では
私と同じくらいの見た目の人が
たくさんいて



その人達はよく



『お母さん!』
『お父さん!』



という言葉を口にしていた。



私には馴染みのない言葉で



その言葉の意味もわからなかった。



ただひとつだけわかる言葉があった。



『お母さん!《お腹すいた!》』
『お父さん!《お腹すいたよ!》』



その言葉だけはなんとなくわかった。



ぐぅ~…。



少女
「…お腹…すいたな…」



家のない私は町から少し離れたほら穴で毎晩寒い夜を過ごした。



喉が乾けば泥水をすすり



お腹がすけば草や木の実



そして



「魔物」と呼ばれる生き物を食べた。



人々が恐れる魔物。



だが私はその魔物を
怖いとは思わず
「食糧」だと思っていた。



私は確かに幼かったが



その魔物を倒せるほどに私は強かった。



そんな私を見た人々は



いつしか私を



「忌み子」



と呼ぶようなっていた。



見つかれば罵声を浴びせられ



石を投げられた。



そんなある日



私に投げられた石が額に当たり
大ケガをした。



私の額は割れて
血がとめどなく流れた。



あまりの痛みに
私はしゃがみこんだ。



そして



あの《黒豹》は現れた。






黒豹は私をかばい
石を投げた人を追い払った。



そして私の方を向くと



黒豹
「…痛いかい?」



私はびっくりした。



人以外のしゃべる生き物を
初めて見たからだ。



黒豹は続ける。



黒豹
「…痛い思いをしたくなければ…
もっと強くなりなさい…」


少女
「…強く…?」


黒豹
「…あなた、名前は?」


少女
「…ない…」


黒豹
「…じゃあ…今から貴女は
《凛火》と名乗りなさい…」


少女
「…凜火…」


黒豹
「そうよ凜火…私の名前は…そうね…
《クロ》と呼びなさい…」


少女
「…クロ…」


黒豹
「…私が…貴女を導き…強くする…
共に生きましょう…凜火…
私が…貴女のお母さんよ」


少女
「お母…さん…」



私はその



お母さんという響きが



「なんとなく」嬉しかった。






そう



これが幼き頃の私とクロ



初めての出会いだった。



~つづく~



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