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最新型Sキラーマシン

ゼツカ

[ゼツカ]

キャラID
: RD820-851
種 族
: オーガ
性 別
: 女
職 業
: 戦士
レベル
: 110

ライブカメラ画像

2D動画 静止画
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ゼツカの冒険日誌

2018-04-07 13:50:50.0 テーマ:その他

《~絶火伝ZERO~運命の忌み子~》 第14話「信じてくれないか?」

さくら
「やった!」


マルチナの放った命の矢により
ゼツカは意識を取り戻し
その内に潜む魔障が姿を現した。


魔障
「ちっ…」


しかし


皆の助力により
マルチナは死を免れたが
力を使い果たし
その場に座り込んでしまった。


み~み~
「マルチナ!!」


皆がマルチナに駆け寄る。


ゼツカ
「やれやれ…私そっくりだな…」


魔障の支配から解放された
マルチナの英断と勇気に
苦笑するゼツカ。


そしてゆっくり立ち上がる。


ゼツカ
「みんなありがとう…マルチナを頼む」


しお
「ぜっちゃん…」


ゼツカ
「…大丈夫…みんなのおかげで…
私は気付けた…」


しお
「…え?」


バルドーソ
「…戻らねぇんだな…?」


ゼツカ
「…もうその必要はなさそうだ…」


アルフレド
「ぜっちゃん…?」



無言で魔障に近寄るゼツカ。





ゼツカ
「…気は済んだか…?」


魔障
「…まだだ…」


ゼツカ
「…いい加減認めたらどうだ…?」


魔障
「認めねぇ…!私は…誰も認めない!
信じない!!」


ゼツカ
「…私は認めてるんだがな…」


魔障
「うるさい!くそ!死にやがれ!!
目障りなんだよ!!!」


巨大な斧をゼツカに降り下ろす魔障。


しかし


ゼツカは避けなかった。


当たる直前で攻撃を止める魔障。


ゼツカ
「…」


魔障
「…なんで避けねぇ?!」


ゼツカ
「逆に聞く…《何故斬らない》?」


魔障
「…くそが!!」


魔障がゼツカに殴りかかる。


ゼツカ
「…いい加減にしろ!」


飛んできた拳を手の平で
受け止めるゼツカ。


魔障
「…く!」





ゼツカ
「いくら認めたくなくても…
いくら私の身体を支配しようとしても…
お前はもう…わかってるはずだ…」


魔障
「…」


ゼツカ
「さっきお前が私の中に入ってきた時に…私もようやく気付いた…
お前の悲しみが…お前の怒りが…
私の中に流れ込んできたからな…」


魔障
「…!」


ゼツカ
「…確かにお前の力のせいで
ガキの頃は随分苦労したさ…
だがお前を疎ましいと思った事は
一度だってない…それに…
クロやドレフルアが私を救ってくれた…」


魔障
「ふざけるなよお前…」


ゼツカ
「…」


魔障
「…お前は確かにあいつらのおかげで
救われたかも知れない…だが私は
そのせいで無理矢理眠りについたんだ!!」


ゼツカ
「…すまなかった…」


魔障
「?!」


ゼツカ
「気付いてやれなくて…すまなかった…」


魔障
「…何をいってやがる…?」


ゼツカ
「さっきも言っただろう…
お前とひとつになって気付いたのさ…
辛く、苦しい思いをしたのは…
《私だけじゃない》
何故なら…お前も私も…元は
ひとつの魂だったんだからな…」


魔障
「…」


ゼツカ
「回りくどいのはやめにしよう…」


魔障に歩み寄るゼツカ。


ゼツカ
「お前ももう…わかってるはず…
お前が本当に求めているのは…
破壊でも滅びでもない…違うか…?」


魔障
「…」


ゼツカ
「いたずらに世界を破滅させても
お前が望むものはその先にはない…
違うか…?」


そしてゼツカは魔障に手を伸ばす。


ゼツカ
「…お前がずっと望んでいたもの…それは…」


魔障
「…!」


魔障を抱き締めるゼツカ。


ゼツカ
「《仲間》なんだから…」


魔障
「…」


ゼツカ
「もういい加減…やめにしないか…?」


魔障
「…」






ゼツカ
「…もういい加減…信じてくれないか?」


魔障
「…ちっ」


ゼツカをはね除ける魔障。


魔障
「舐めるなよ!私は仲間なんかいらないんだよ!偉そうに説教たれてんじゃねぇよクソ女が!!」




ゼツカ
「…」










魔障
「…信じてやるよ…」










ゼツカ
「…ありがとう…」









魔障
「…ちっ…興が削がれちまった…
わりぃがお前ん中に入らせてもらうぜ…」





そういうと魔障はゼツカの
身体の中に吸い込まれるように
入っていった。




光と闇。




相容れないその存在。




しかし




光があるところには
必ず影はある。




影があるところにもまた
必ず光があるのだ。



長い時間を経て



いまやっと



交わりを遂げた。



~つづく~


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