現在、アストルティアにおける労働者の約30%が非正規雇用者と言われ、経済成長は40年前より下降の一途を辿る。
主な原因として60年前の第一期ベビーブーム、そしてその10年後のリー○ンショックによる世界恐慌はこのアストルティアにも及ぶ。
20年置きに起こるはずであった、第二期ベビーブームが起こらなかったのである。
出生率の上がらないアストルティア経済界は、次世代の若い働き手を欠き、それに伴い経済成長の下降を辿る。
伸び悩んだ経済界を支えた第一期ベビーブーム世代は次第に衰退、退社を余儀なくされ残されたのは散り積もった負債、そう負の遺産だけである。
高齢化社会の突入と共に、第一期ベビーブーム世代の老後を安泰された年金生活が始まり、出生率、雇用の上がらないアストルティアの現在の若者達に、それがヘヴィチャージの如くのしかかる。
先の見えない明るい将来、そんな希望など見える筈もなく…
だが『彼等』は生きていくしかない。
出口が見えずとも。
今日もまた、頭を垂れつつも『彼等』は薄暗い早朝の街に消えていくのである。
いや、フィクションなコレw
さ、月曜始まったわ。みんな頑張ろうねー。
眠れぬ夜は出社のせい。オーデコより