ご無沙汰日誌です(汗)
季節のドレア、今年は【こびとサンタ】です。背中のネジがポイント。
~おはなし~
今年も、クリスマスが近付いてきました。サンタさんにとっては、
1年でいちばん、忙しい季節になりました。
この時期は子ども達から届いたたくさんのプレゼントのお願いで、
サンタさんのおうちの郵便受けはいつも満杯です。
イブの夜に皆にお届けできるように、毎日一生懸命手を動かします。
それでも、日に日にクリスマスは近付いてきます。
ひとりでは、とても手が足りません。
「どれ、今年もやはりお願いせねばならぬのぅ…よっこいせ」
サンタさんは、棚の上の方に大切にしまってあった箱をそっと取り出しました。
なかには、たくさんのねじまき人形が、丁寧に並べて入れてあります。
「こびとや、その小さな手を子ども達のために貸しておくれ」
サンタさんがそう言いながら人形のねじをまくと、なんということでしょう!
人形は、ぴょんと動きだし、すぐさま箱の中の人形のねじを巻きました。
まるで、仲間を起こすかのように次々にお互いのねじを巻いていきます。
箱から出てきた人形たちは、すっかりクリスマスこびとの姿に変わっています。
それぞれ針や糸やとんかちを持って、早速プレゼントを作り始めました。
働き者の小人たちをにっこり笑って見ていたサンタさんですが、
郵便のベルの音を聞いて眉を上げました。また、お願いが届いたのですね。
小人たちに負けるものかと、うでまくりをして手紙の山に向かいます。
でも、おや……?
クリスマスを待ちきれないひとりのこびとが、シャンパンにいたずらしています。
良い子にしていないと、プレゼントはあたりませんよ?
皆の迎えるクリスマスが楽しい日になりますように♪
~おわり~