故にメロンパンすら買いにいかせてもらえない、へっぽこ浅いダメ後輩の人間ごときが
両生類様のコスプレなどおこがましい。
海から陸どころか根性でシャツに平面化してまで生きるカエル様のコスプレなどなおの事おこがましい。
で、このザマである。
ガングロヤンキーもお手上げである。
え!?カエルっすか!?先輩マジっすか!?これカエルっすか!?自分頭悪いからカエルに見えないっすけど!
頭のヤツ、超フロントライトとかつきそうっす!車っすか!?セダン?セダンってヤツっすか!?車のことも自分よくわかんないっす、先輩!
パンツのポケット?部分の黄色いのは何よ。
あ!アレか、カエルが鳴く時ほっぺたがふくらむヤツ?知らないけど。
さらに
これなんすか、先輩!?明らかにカエルじゃない物体がケツの部分にくっついてますが、なんすか!?
どうやらハスの葉のようである。
誰だこれデザインした奴。
凶暴なガングロヤンキーが行くからとりあえず歯ぁ食いしばっとけ。
!?
ぐはぁっっ!なんてことだ、デザインした奴からの先制攻撃をいつの間にか食らっていた。わしとしたことが。
ケツに短剣が!
カエルと見せかけ、じつはハスの葉が真の本体だったようだ。
背後からの狡猾な奇襲にわしは恐怖を感じ、雨に濡れた子猫のように震えながらションボリと海でデカいイカと戦うことにした。
この恰好で。
30分が一時間半くらいに思えた。
そんな日もまた楽し。