毛
それはとても不思議な存在。
中途半端に生えるとなんか腹立つ、顔の産毛とかなんであるのかわからん指の毛とか、ようはムダ毛とか。
アマゾンのタイムセールで買った充電式脱毛器で抹殺する。
機能のわりにすげーお値打ちな脱毛器だった。パッケージが絶妙な中国のかほりがした。
だがしかし、毛が表皮をほぼ完全支配してる場合、それは「モフモフ」という正義の証となるのだ。
わしがプクリポ目的で10はじめたのはアリジゴクがウスバカゲロウの幼虫であることぐらい有名だが、それは
プクリポは触ると絶対モフモフだ。
モフモフに違いない。
わし、モフモフになる。
リアルが歪んでるからバーチャルで正義になりたい。
毛とは人にとってじつに不思議な存在だ。
もふもふもふもふ
もっこりをモフモフして喜ぶわし。
ぜったいこの子もモフモフや。
モフモフはモンスターだって正義だ。
モーモンとか超モフモフでかわいそうであんまりいぢめたくない。
例え襲ってきてメッチャ噛まれても「こわくない」いうてジブリの青い人みたくてなづけたい。
にわとりさんをもふもふもふもふ
ヒヨコのウズラがニワトリをモフる、羽毛も当然毛です。鳥類大好きです。
動物は全部好きです。海洋生物は語るとうるさいです。え?海洋生物には毛がない?
完璧にないのはそれもまた逆に正義です。
うん、何を言ってるのかわからなくなってきたよ。
あ、そうそう、本題ね。
ドレアムが許せない。
あいつどうにも許せない。
なにがって
あんなギリギリのブーメランパンツ履いてるのにはみ出てない、毛が。
お手入れしてるの?なんか嫌だ。そんなパンツ履かなきゃいいのに。
負けたくない。パンツ履いてない花と毛の民として負けたくない。
一ヶ月ぶりくらいに負けた。みんなに八つ当たりした。
わし「下の毛がねー!どうあがいてもはみ出るはずなのに!腹立つのー!」
みんな「筋肉を鍛えると毛がなくなるんだよ」
わし「!そ、そうなの!?だから胸毛もすね毛もわき毛もないの?」
みんな「そう、だからないの」
みんな「え?じゃあ髪の毛は?」
わし「ないよ!そうだよ、あいつ兜で隠してるけどないんだよ!」
…。
知ってはいけないことを知ってしまったような微妙な空気が流れました。
「その単語」はなぜか誰からも発せられることはなく、
わしも己の八つ当たりをなかったことにしたくなりました。
正義の毛の民は眠かった、そう、眠かったのが全部いけないんだもふ。
おわり