―前回までのあらすじ
大魔王ゾーマの有名な名台詞「何ゆえもがき、生きるのか」ですが、
じつは「もがき」という言葉は子音がmとgとkの組み合わせで構成されており、口にするとけっこう難しいのです。
さぁ!みんなも「もがき」を声に出して20回言ってみよう!ゾーマ様が噛むのも納得するから。
大魔王「噛んでない」
わし「噛んだもん」
大魔王ゾーマの人気の一因として「よくしゃべり、しかも内容がブレずかっこいい」というのがあります。
竜王の場合、己が絶対的な存在であるという自信があまりないのか、自分で自分のことを「王の中の王」とか言っちゃう痛さの上に、勇者を懐柔しようとするセコさが残念ですね。
ですが「世界の半分をお前にやろう」もまた名言であります。なぜなら
世界の半分とはなんぞや?
おっさん5人が居酒屋で徹夜で討論できそうなこの曖昧な誘惑!本当にそれは魅力的なのか?誘惑として成立しているのか?
おっさん1「世界の半分くれて、男しかいない世界だったら俺は死にたい」
おっさん2「独裁でいいならやりたい放題で割と楽しいかも。革命とか禁止な?え、そこまではダメ?」
おっさん3「逆に世界の半分で女しかいない世界でハーレムならどや?」
おっさん4「バカヤロウ、女の謎の団結ほど怖い物はないぞ。俺だけハンサム、他の男ブサイクな世界ならいいかもしれん」
おっさん5「俺は海もらう、漁業権全部俺のもんや。アジ一匹でも難癖つけたる。もちろん海の魔物も俺のもんや」
こ~んなオフ会に~ウズラは出たい♪こ~んな素敵なオフ会は皆無♪
ポケット叩いてビスケット増えるのはただ単に割れただけじゃないの?とか思ってた嫌な小学生、わし。
みんなにとって、今までの苦労と引き換えにしても欲しい「世界の半分」とはなんですか?
わしはわかんないや。だからとりあえず竜王と話し合うかな。どうしたかったのか?一方通行はダメだよ、話をしようよ。
ドラクエは深いのです。
全然関係ないけど。
討伐無料配布の方のおうちに飛んだら、おうちが地獄だった。
きれいにまとまった家よりも
わしはこういうおうちのほうが羨ましく、感動します。
たとえ「畑どこ?!ペットどこ!?」となろうとも。
その人の持つ世界は面白く、そして魅力的だ。
おわり