【あらすじ】
影の谷にてドルイドの討伐を日課とするシルファー。
ふと立ち寄った迅雷の丘にて、新たな移住の地を求めるドルイドたちの姿を目撃する。ドルイドたちによれば、「新たに訪ねてきたこの地だが、グレイトドラゴンによって住みかを荒らされる毎日」とのこと。
どうにかグレイトドラゴンを討伐してほしいというドルイドの願いを、「影の谷での討伐しか興味がない」と、つっぱねるシルファーだったが・・・。
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グレイトドラゴン「ほう、この俺様とやり合おうってのか?」
シルファー「お前、この近隣に迷惑ばっかかけてるみたいだしね。」
グレイトドラゴン「俺様の縄張りで何をしようと勝手だろう。それに見たところ貴様は余所者のようだが、ここらを守るための理由がなにかあるってのかい。」
シルファー「んー・・・、まぁ、知り合いというか腐れ縁というか、まあ、なんとも見過ごして帰ると後味悪そうだからね。そんなわけで、倒れていただきますよ。」
グレイトドラゴン「貴様、単身だな?」
シルファー「仲間は先に帰らせた。ドル・・・あいつらの話を突っぱねた上で少し気が変わっただけ。これは俺のただの気まぐれ。仲間を巻き込むまでもない。」
グレイトドラゴン「はっはっは!俺様もずいぶん見くびられたもんだなぁ!いいだろう、一撃で沈めてやろう!!」
シルファー(口を開いた、おそらくブレス。あの一撃という言葉、ハッタリかどうか・・・!)
グレイトドラゴン「仲間を帰らせたことを後悔するんだな!くらえ!」
シルファー「くる!」
シルファー「ぐぅ・・・っ!ただのブレスのはずがどうしてこんなに・・・。」
グレイトドラゴン「だてに俺様もここ一体を仕切ってはいない!縄張りに群がる者共をこのブレスと、巨体の攻撃で蹴散らしてきた!」
シルファー(ハッタリじゃ、なかったのか。体が思うように・・・。)
シルファー「くっそう・・・」
グレイトドラゴン「ほぉう。今のを受けてまだ息があるとはな!だが・・・。」
グレイトドラゴン「もう一発きたら耐えられるかなぁ!?」
シルファー(・・・みんな。ごめ・・・ん・・。)
つづく