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負けずぎらい

シルファー

[シルファー]

キャラID
: PM604-476
種 族
: 人間
性 別
: 女
職 業
: 海賊
レベル
: 130

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写真コンテスト

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シルファーの冒険日誌

2022-04-30 21:58:12.0 テーマ:写真活動

バカフェッショナル【写真の流儀】

いまから話す内容を、良い子が真似しないことを切に願う。



大魔王領郊外、ここに一人の若者がパラディンのレベル上げをしていた。

いつものことではあるが、レベル上げ中の暇潰しとして技の写真をひたすら撮っては破棄、撮っては破棄、気に入ったものだけ保存していた。
今回この若者シルファーは、雷鳴突きに着目してカメラを回していた。以前から雷鳴突きの写真は、ヤリを使う職のレベル上げでよく撮っていたため、今回もその一貫であった。

あったのだが。



レベルも121、残り50万あたりにさしかかり、とりあえず今回は雷鳴突きの一連の流れを4枚撮って日誌にしようと考えた。
【1枚目は溜め】【2枚目で飛び上がり】【3枚目で狙いを定めて降下】【4枚目でとどめの一撃】といった流れだ。

最初は単なるいつもの思い付きだった。いつもは適当に4枚撮ってレベルカンストしたならおさらば、そのはずだった。


まず1枚目


【溜め】
これは何回かカメラをまわしたものの、時間はかからず撮れた。
最初溜めてる間は動きが止まっているため、あとは角度を調整するだけである。






次に2枚目
【飛び上がり】

ここで悲劇が起きる。

上手く撮れないまま、レベルが122を迎えてしまったのだ。
普通ならば、「回復して特訓モードにしてから撮影を続けてみるか。」それぐらいの流れになるはずだが・・・。


なんとバカなことだろうか。プレイヤーは特訓モードにすらせずひたすらサポにせいすいを振り撒きながら、撮影を続けているのである。
ひとまず回復してくればいい、そんな考えも頭の片隅にありながら、ひたすらに雷鳴突きを続けていた。

この2枚目の撮影だけでおそらく45〜50分。
せいすい、雷鳴、せいすい、雷鳴。
「今のはよく撮れてたじゃないか」、そんな写真も数枚あったが、「なんか違う」、この一言により破棄してしまう。

本来ただのレベル上げ中の暇潰しだというに、我を忘れて特訓ポイントすら入らずに、参加賞で大きなこうら。頑張ったで賞にまじゅうの皮がもらえるくらいである。


そうしてもはや腕が痛くなりながらも撮れた2枚目が


これである。
「時間をかけてこれかぁ」などと思うかもしれないが、保存した以上なにかしら納得がいったのか、もしくは信じたくはないが妥協なのかもしれない。自分は前者だと信じたい。




長い時間をかけていまだ2枚目を終えたところ。
ただの撮影でここまで疲れて、指もちょい痛くなってはいるが、なぜか「疲れたからやめるか」と1度も思わない自分だけは誉めてやりたい。
もしくは誰か言ってやってください。「バカなやつだ」と。


そして折り返しの3枚目
【狙いを定めて降下】


2枚目をこだわりすぎただけなのか、3枚目以降はさほど時間はかからなかった。
とはいえすぐには撮れなかったが、毎回角度は合わせるもののタイミングは運の要素が強いため、今回は運がよかったといえよう。


それがこちら





いまさらだが、場所が場所【デスディオ】であるため、撮影には草がカメラに入り込んで邪魔をするのである。
「草の影から狙い打つ」などのテーマなら聞こえはいいが、今回は違うため、タイミングや角度の他に草との戦いでもあった。



さあいよいよ長い(アホな)激闘の末の4枚目
【とどめの一撃】である。

実をいえばこの4枚目が最も楽なのだ。
とはいえ運要素は強いが、とどめのためカメラを構えてから時間の余裕はあるし、敵の間近にカメラを固定して撮影していき、インパクトのあるものを保存すればいい。

もはや。なぜ2枚目の飛び上がりだけがあんなに苦労したのかと思えてくるが、本当に難しかったのである。

そしてとりあえず日誌にするならば、良いものを撮りたい。今回みたいにカンストしても戻らず留まって撮影するようなアホなやり方ならせめてもってやつだ。



そうして撮れた4枚目がこちら




思えばこのフィニッシュに惚れて、過去にヤリを使う際にはよくこの技を撮るようになったのだ。やはりかっこいい。




以上が今回の一連の「おバカさんによる雷鳴突き撮影」の流れである。




どうか皆さんは真似しないでほしいが、せめてこれを見て「うわっ、バカかよコイツ・・・」と思ってくれたなら、本望である。むしろそれしかない。




ここまで読んでくれた方は、よかったらおまけ&ボツ写真も見ていってくださいな。

ありがとうございました!
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