鬼ヶ島を見つけたシルたろうでしたが、そこから海を越えていくすべがありません。
そこへ近くで商売をしていた男が話しかけてきました。
「おや?どうです一度、ここからのバンジーを試してみては?」
それを怪しく思ったシルたろうは問いただします。
『バンジーだと?この高さからバンジーなど、ヒモが切れたらどうするつもりなんだ?』
「い、いや、そこは頑丈なヒモですから・・・」
『世の中に絶対などない!!・・・はっ!さては貴様がいま世を騒がせている鬼だな!?』
「はいっ?」
『観光イベントに見せかけて人々を騙し、悪質なバンジーで命を落とさせるなど・・・絶対に許さん!!』
『ヒモが仮に切れても生きていられるかどうか試してみろ!ほらテイクオフ!』
「うわああああああああ!!!!」
『やれやれ・・・これからも世を取り締まらねばならんな!』
それからもシルたろうは、少しでも怪しいものを見つけては、武力で解決していきましたとさ。
めでたしめでたし。