そんなシルファーとのやり取りを見かけた同級生男子が、突然話しかけてきた。
男子「おっ!?お前もシルファー狙いかぁ!?」
ユキ「・・・・狙いとは?」
男子「見てわかるだろう!」
男子「誰にでも優しく、あの外見だし、隠れて狙ってるやつらも多いって話だぜ!」
ユキ「ふーん。」
男子「おや?興味なしかい?」
ユキ「いや、まあ今は周りに馴染むのに精一杯だから・・・。」
男子「そっかそっか!まっ、競争相手が少なくないことは頭にいれとけよ!」
ユキ「だからそういうんじゃ・・・。」
ユキ「ん?あれはシルファーか?」
シルファー「はい、はい。すいません。」
教師「ま、気をつけてな。」
聞き耳をするつもりはなかったが、どうやらテストの点数について怒られているようだ。優秀に見えるが、実際はそうでもないのだろうか?
ま、あまり他人事を気にしすぎてもな・・・、とその時だった。
先生が離れていっても、まだシルファーの頭が上がらない。
ユキ「?」
ユキ「おい、そこまで悲しかっ・・・」
そこで頭があがり・・・
シルファー「チッ!クソッ!」
ユキ「・・・・・」
ユキ「こわっ」
つづく