流剣「もういいじゃない。やめましょう。」
魔人「貴様、情けでもかけようというのか!」
流剣「いや、情けというかお願いというか・・・」
魔人「ぐぬぬぬぬ!!許さぬ!許さぬぞ!!」
魔人「このまま我々野菜に、嫌われ者でいろというのかぁっ!!!」
流剣「っ・・・!!」
魔人「なっ・・・貴様・・・。」
魔人「なぜ自ら攻撃を受ける!?」
流剣「ま、まあ私たち人間側にも悪いとこはあるからよ。確かにあなたたちを嫌っていたりするのは確かだわ。」
魔人「・・・・。」
流剣「でもそれだけじゃないの。」
魔人「ぬっ?」
流剣「食べ物に限らず、人だってなんだってそう。今は嫌いでもなにかのきっかけで、または時がたてば、心は変わっていくものよ。嫌いから好きになることだってたくさんあるんだから!」
魔人「し、しかし・・・!」
流剣「だからね・・・。」
流剣「どうか、私たちを長い目で見ていてあげてほしいの。きっと悪いところだけじゃなく、良いところもたくさん見つかるわ!」
魔人「・・・その言葉、信に値するのであろうな?」
流剣「ええ。あと・・・」
魔人「?」
流剣「次に私の友達を泣かしたら、今度こそ叩っ斬るわよ。」
魔人「あっ、ハイ。」