剛拳「お前こそ。」
流剣「・・・なによ。」
剛拳「私は足も動かない。手だけでなんとか撃てる頼りの崩命拳も使えない。」
流剣「・・・・。」
剛拳「そっちこそ、とどめさせば?」
流剣「バカ。あんたのあんな一撃くらったんだもの。立ってるのがやっとよ。」
剛拳「そっか。」
剛拳「引き分け・・・かな。」
流剣「ぐすっ・・・うぅっ・・・。」
剛拳「え、ちょっ。」
流剣「あっ・・・ご、ごめん。」
流剣「やっぱり・・・やっぱり・・・私、アンタに勝ちたかった・・・。1度でいいから勝ちたかったよ・・・。」
剛拳「ながれちゃん・・・。」
流剣「ごめん。お互い精一杯やったのに、清々しく終わるはずだったのに・・・。ごめん・・・うっ・・・うぅっ。」
剛拳「ありがとう、ながれちゃん。私すごく楽しかったし、色々わかった。」
流剣「えっ・・・?」
剛拳「私たちは強いけれど、お互いに足りないとこだらけ。でもそれは私たち自身で補いあえるんだ。」
流剣「そう・・・ね。」
剛拳「私、誇らしいよ。だって私の相棒は、こんなに強いんだもん!」
流剣「・・・・。」
剛拳「これからも助け合っていこう。私、ながれちゃんがピンチのときは、絶対に駆けつけるから。約束!」
流剣「・・・・・・ふふっ。」
流剣「それはお互い様でしょ。もうっ。」
流剣「私こそ、よろしくね。ごーちゃん!」
END・・・・?