剛拳(でも、もしあの黒服が生きていたなら・・・今度こそながれちゃんを悲しませないようにしなきゃ。)
流剣(また考え事してるわね・・・。)
流剣「ねえ、さっき何が」
(コツッ)
流剣「あら。」
ゴロツキ「おい姉ちゃん、痛ぇじゃねえか。」
流剣(痛いわけないでしょうに・・・、でもぶつかったのはこっちだし。)
流剣「ごめんなさい。気を付けるわね。」
ゴロツキ「おいおいおい。誠意は金だろやっぱりよぉ!オラ、有り金全部置いていきな。」
流剣(コイツ・・・。)
流剣「あのねぇ、少し肩が」
(ドゴォォォン!!!)
ゴロツキ「!!!!」
剛拳「あ、悪い悪い。少し手が壁にぶつかっちまった。」
ゴロツキ(少し!?)
流剣(はぁ・・・・。)
剛拳「有り金あげるからさぁ」
剛拳「うちのお嬢に手ェ出さないでくんない?」
ゴロツキ「ひぃっ!!」
ゴロツキ「金なんかいりません!すいませんでしたぁ!!」
【ゴロツキは にげだした】
剛拳「大丈夫?なにかされなかった!?」
流剣「ありがとう。大丈夫・・・だけどっ!」
流剣「そんな強く掴まれると、痛いわよ!」
剛拳「あっ・・・。」
剛拳「ごめん。」
流剣(やっぱりさっきから何か変だわ。)
流剣「あっちで落ち着いて話そう?」
剛拳「そだね。」
つづく