流剣「そういえばアンタ。」
剛拳「んー?」
流剣「待ち合わせのときに私を見て、なにか言いかけたじゃない。」
【かっ・・・!】
流剣「あれ、なに?」
剛拳「へぇっ!?だから、その、火曜日だねって!」
流剣「・・・・。」
剛拳「・・・・・あははは。」
流剣「はぁ・・・。アンタはストレートにものを言う分、嘘がバレやすいのよ。本当は?」
剛拳「えぇ・・・。」
流剣「悪口でも言おうとした?」
剛拳「・・・・・・可愛いなぁ。なにを着ても似合うなぁ。女の子だなぁ、って。」
流剣「えっ」
剛拳「それだけですけど。」
流剣「アンタのが可愛いじゃない。」
剛拳「・・・・・いやいや、それはないだろ。」
流剣「浴衣も今回もクリスマスも、すごく似合ってたじゃない。」
剛拳「そんなことはないよ。さすがに。」
剛拳「・・・・・。」
流剣「んー?」
流剣(はっはーん・・・!)
流剣「なにいってんのよ。アンタ可愛いんだから自信持ちなさいよ。」
剛拳「だーかーら、もう」
流剣「あらあら?珍しく照れてるのかしら?」
剛拳「・・・・。」
剛拳「ああもう、ほら行くよ。」
流剣 (照れ・・・てはなかったのかしら?)
(コツッ)
剛拳「あいてっ!」
剛拳「は、はやく行こっ!」
流剣「かーわーいーいー。」
剛拳「もう、やめてってばっ!」
つづく