シルファーが初めて影の谷に入ったのはおそらく2015か2016年。
それからは皆が新たな旅路について新たな狩り場を探すなかでも、シルファーはひたすらドルイドを狩り続けていた。
そこでよく撮影していたのが、このロストスナイプ。
影の谷の暗い背景の中で輝く光は、他よりも遥かに美しさを増すのだ。
しかしこのロストスナイプ、身長のないドルイドにとっては
顔に直撃して、かなり嫌だったらしい。
バージョン4が追加されても、バージョン5が追加されても、シルファーはひたすらドルイドを狩り続けた。いつしかその数は10万を越え、さっき確認したら107400だった。
レベル上げも、撮影の仕方も、大半をこの場所で培ったシルファーは、ついにその狩り場を変えないまま、バージョン5へと歩みを進めた。
だが、そこで待ち受けていたのは、あまりにも悲しい現実だった・・・。
ドルイド「私は2番目と3番目ではない。」
シルファー「ど、ドルイド!?どうしちゃったの!?」
ドルイド「私は2番目と3番目ではない。」
シルファー「これは一体・・・?」
ドルイドはデモンマウンテンに幽閉され、更には冒険者を魔の力へ近づかせるために使役されていたのだ。
なにをどう進めば良いかわからないシルファーにとって、魔界での目標ができた。
「黒幕を暴いて倒し、ドルイドを助けるんだ!」
だがバージョン5も後半に差し掛かり、闇の勢力も追い詰められながら、ドルイドはいまだに自由を取り戻さない。
ドルイド「私は2番目と3番目ではない。」
シルファー「最後くらい・・・一緒に戦えると思ったのに・・・!」
ドルイド「シ・・・ル・・・ファー」
シルファー「!?」
ドルイド「私の・・・力を・・・お前に・・・。」
シルファー「お前・・・!」
まさに奇跡だった。
ドルイドは体の動きを封じられていても、シルファーの活躍を心の奥底で願っていたのだ。
シルファー「わかった。一緒に戦おう!」
ドルイドがすべてを振り絞って、瞬間的にシルファーに力を託した。
こうして強化されたドルイドモードで、最終決戦へと向かったのである。
【最終決戦でこの衣装にしたのも、バージョン5でちまちまドルイド関連の日誌を出したのもガチです。自分の裏ストーリーとして、ドルイドを救うお話が展開されていました。】