王女「・・・。」
王女(不思議な感じ。なにか思い出したいことでもあるのかしら?自分のことなのに、よくわからないわ・・・。)
王女「少し疲れがたまっているのかしら。」
『王女さま!探しました!』
王女「えっ?」
王女「こんな夜間にどうしたの?」
町民「少し前に赤い髪の女性から、荷物を預かったんです。」
王女「荷物?なにかしら?」
王女(赤い髪ってもしかして・・・。)
王女「お菓子?・・・あと手紙もあるわ。」
【な おうじょさまえ。 ばれんたいん、ちよこありがとね。これわおかえしだよ。わたしこれから、あいつとたたかいにいきます。かてるかわかんないけど、でもかてなくても、かならずもとにもどしてみせるね。だいすきだよ。】
王女「・・・・・。」
町民「その赤い髪の方は、とても悲しそうな顔で、王女にと荷物を託していきました。」
王女(手紙のあちこちに、水滴のような跡が・・・。)
【XがXXXんは、煽られてこそ輝くからなぁ!】
王女「!?」
【XがれXXんも一緒に着ようよ!絶対似合うって!】
【XがれXゃんと一緒だから楽しいんだよ!】
王女「ああ・・・あああっ・・・!」
【ながXちゃんと私で、痛み分けだよ。】
【ながれちゃんっ!】
町民「王女さま・・・?」
町民「泣いているのですか?」
王女「えっ?」
王女(どうして、私・・・。)
つづく