流剣「ひとり・・・だった。」
剛拳「まだながれちゃんが私から分離する前、結構いろんな敵と戦ってきた。」
【これが奪われた者たちの憎しみだ!小娘!】
剛拳「雪原の悪魔、タルパ。かつて弱肉強食の世界だったドランド王国、そこで敗北して人生を奪われた人々の魂の集合体。」
流剣「改心したのね。私と手合わせしたこともあるもの。」
【闇に満ちた地に楽園など不要!支配してくれようぞ!】
剛拳「魔界の覇者、魔王。最近1度ながれちゃんと合体してモード千光で倒したけど、実はそれまで2回も襲ってきたんだ。」
流剣「こんなやつとも・・・。道理で戦い慣れしてるわけだわ。私より強敵と幾度も・・・。」
剛拳「確かに戦いは間違いなく経験になる。だけどなにより・・・」
剛拳「辛かった。ひとりだった。傷を負っても、倒れても、誰も助けてくれない。ひとりで戦い抜くしかなかった・・・!」
流剣(なんてこと・・・。この子がそんな修羅を歩んできていたなんて。)
剛拳「だから、だからさ・・・。」
『嬉しかったんだって!最初だけは戸惑ったけど、それでも剛拳にとってははじめての友達であり、仲間だったから!』
流剣「あっ・・・。」
『だから、まあ。誇張だったかもしれない。勘違いもあっただろうけど、でも気持ちは本物だ・・・・ってさ。』
流剣「ごーちゃん・・・私。」
つづく